「ライフステージで着る大人の振袖」特集
『月刊アレコレ』Vol.221発行になりました。
今号は、満を持しての「大人の振袖」特集です。
「ライフステージで着る大人振袖のススメ 前編」
振袖マジックで元気になる、記念になる
大人振袖はココロとキレイの処方箋
まず、ツッコミ気質が鋭い方は(笑)、
「大人の振袖って、二十歳は大人じゃん」と言うと思うので
先回りして言うと、“いまどき”の“大人・オトナ”は
形容詞的な扱いになるようで、
最たる使い方の見本が → 大人女子 説明はしませんけど(笑)。
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まずはこの写真を見ていただきたい。
脚本家の有吉朝子さん。きものが大好きな彼女が、
今回、大人の振袖にトライしてくださったのですが、
もう、素敵じゃありません??
ありません??ありません??(笑)
有吉さんに言ったのですが、ヘアメイクさんのセンスもあり、
いい意味で、昭和チックな雰囲気が醸し出され、
昭和の女優さんみたいじゃありませんか?
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そして、
「最初、こんなカワイイ柄?と思いましたけど、
着たらなんかすごく上品に、そこまで可愛すぎない仕上がりで、
すごく気分上がりますね。着ていて不自然な感じがしません」
でしょ、でしょ、でしょーーー(≧▽≦)
コーディネートやヘアメイクを丁寧に準備すると、
こんな素敵な大人の振袖が完成するのです。
これって、普通にパーティに出ても違和感なくないですか?
こんな振袖を目指したいのです。
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で、特集のテーマに戻すと、
が、今回の大人振袖はとても深い、素敵な意味を込めています。
まず、“満を持して”の経緯からお話をすると――
10年以上前から正式な礼装ではない
「大人の振袖」を提唱してきました。
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――なぜ “いい年をした大人” が振袖なのか?
まず、振袖という完成された衣服を
着る機会をもっと創出したいから。
そして、ここが大事なポイントなのですが、
着る機会になるライフステージでの節目がいくつもあるから。
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子育て終了記念
銀婚式など節目の結婚記念日
自分を褒めてあげる節目の勤続年数
厄年(厄落とし)
特に還暦のお祝いには小物に赤を一つ入れて、
ぜひ “還暦振袖”を推奨したい。
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こちらも見てください。記憶にある方もいると思いますが、
こちらは2019年、コロナ前の東京キモノショーでの
大人の振袖ショーを企画した、皆さんもよくご存知の
たかはしきもの工房の女将・髙橋和江さんの還暦振袖です。
これ、ほんっとに素敵じゃないですか。
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彼女とはお互いをイジったり、イジられたり軽口を叩くような
気のおけない間柄ですが、悔しいけど(笑)
(ナニが悔しいかは不明ww)
これはほんとうによく似合っていると思います。
大人の豊かさがあり、長い袂の中に込められた
彼女の人柄と、器の大きい人生を感じます。
カッコいい!と思いませんか?
長いものを身につけると良いとされる厄年も
紐を使う振袖で厄落としも良し。(鱗柄もいいですけどね)
訪問着より霊験あらたかな気がします(笑)。
これが特集テーマにもなっている、
「ライフステージで着る大人振袖のススメ」です!
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また、もう一つの着る理由としては、
若いときに着なかったから着たいという人も含めて、
個々のストーリーが振袖を着る理由になります。
“いい年をした大人“は、いろんな経験を積みがんばってきた、
“良い年になった大人”の意なのです。と、『月刊アレコレ』は定義します。
そう、『月刊アレコレ』は、
自分にエールを送る大人振袖を提唱します。
ずっと提唱したことですが、
これが一般のきものファンが先に動き出して
もう、大人の振袖撮影会等、企画が始まっています。
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前後編でお送りする本特集、前編は実際に振袖を着ています!という
撮影会を取材した様子も含めてのリアル大人振袖事情をお伝えします。
2024年は「ライフステージで着る大人振袖」の企画が
全国で同時多発的に行いましょう!勝手にキャンペーンを(笑)
推し進めていきたいと考えている『月刊アレコレ』。
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編集部でも企画します!
2024年2月3日・4日 両日、スタジオアレコレで、
「ライフステージで着る大人振袖」撮影会、開催します!
詳細は12月10日(日)にアップします。
人数限定になりますが、ヘアメイク、カメラマン、着付け、
すべてプロを揃えてのごきげんな撮影を行います。
モデル撮影の現場で活躍するスタッフをそろえての撮影会。
詳細、乞うご期待!
袂に知恵と工夫 きものは和―ドローブを実践する
『月刊アレコレ』は書店では売っていません。
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