月刊アレコレ最新号Vol.188「縞のおしゃれ 活用形」
月刊アレコレVol.188 発行しました。
今号の特集は「縞のおしゃれ 活用形」
縞、好きな方、多いですよね。
「縞格子」と呼ばれるうちの縞柄は、
技術的に可能であったにも関わらず、
実際は格子より後発となります。
江戸時代初期(1600年代初め)の「江戸図屏風」や
「洛中洛外図屏風」に描かれている
何千人もの人物の中で、縞のきものはわずか。
昨年、開催された東京国立博物館「きもの展」に
見る展示資料でも、近代以外では、縞はほぼありません。
では誰が縞を着ていたのか、着始めたのか?
菱川師宣の「絵本このころくさ」(1682年)には
荒くれ者・町奴や市井の雅楽師などが着ています。
そして1737年初演の「今昔俤(おもかげ)蘇我」の
歌舞伎絵では、沢村宗十郎が大縞を着て、
縞尽くしの名台詞が見どころである旨、案内しています。
この頃には「縞」が流行していたと思われます。
つまり、初期の「縞」は異端から発出した柄だったのです。
そういう意味では、縞は無難に着るより、
個性を打ち出して着たい柄といえます。
「縞」は先端のモードとしての歴史があるものなのです。
今号の月刊アレコレでは、
王道の江戸小紋を2通りに着こなす
令和にベーシック&アドバンススタイル。
木綿では旬の、渋カワコーディネートを紹介。
一見無愛想、実は胸キュン男子のような、亀田縞が押しです。
また、着こなしの幅を広げるお手軽半幅帯は、
ベーシック帯とインパクト帯の2タイプをオススメ。
「縞」といえば、粋、江戸前、という
ステレオタイプな着こなしではなく、
令和モードで洗練された「縞」の着こなしのコツ、
ご紹介してます!
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