月刊アレコレ

特集は「出会いによく効くきもの」を服用中のOver50を紹介

なぜ月刊アレコレは読者層や年代を絞らないのか?

なぜなら、きものを着る人にとって

そのほうが有益だからです。

 

そもそもきものをファッションとして

着る人自体が、絶対数としてまだまだ少ない。

なので、年代より「きものを着る人」という

くくりになっちゃうというのがあります。

 

これが今回の特集でうたっている

サブテーマにも関係するのですが、

年代を超えて同じくくりのなかにいるから、

「人生の出会いによく効くきもの」なのです。

 

 

皆さんがいうところの、

「きものを着ていなかったら出会っていなかった人」と

出会って、劇的にとはいわずとも、

仕事や趣味など、ライフスタイル全般に

良い影響を及ぼすというのが、その効き目の理由です。

 

上の写真のプロデューサー三好洋子さんは

今回のOver50で紹介したお一人。彼女もそうだったといいます。

元ベネッセコーポレーションで「ひよこクラブ」「たまごクラブ」を

立ち上げたプロデュー―サー。

いまはフリーランスで新規事業の立ち上げに関わっています。

三好さんはきものとはまったく関係のない仕事ですが、

ある日、着物生活をしようと思いたち、365日のきもの生活です。

 

ちょっと、本来のハナシから遠くなりましたが、

つまり、読者の年代層を絞らないのは、

年代ではなく「きものを着る人」のくくりだから。

 

もう一つは、月刊アレコレ自体の考え方が、ニュートラルということ。

普通ならファッションも、

その絞った読者・年代層に合わせたものになります。

しかし、月刊アレコレは「生きた情報」として、

「現在進行形のきもののいま」を伝えることを

主旨としています。

 

だから、いま洋ミックスがこんなだよ、とか、

こんな結ばない帯ベルトや、帯結びが考案されているよとか、

年代を超えたコーディネートテクニックとか、

旬の帯やきもののブランドの紹介等々、

きものを着る人にとって有益な情報を発信、

それを取捨したり、参考にしていただけばいいと。

 

つまり、傾向や流行を知りつつ、

そのなかで自分が取り入れた要素を

選択すればいいと考えるからです。

 

「それしか知らない」わけじゃなく「それも知っているけど」

「これが自分のスタイル」とすればいいと思うからです。

 

特に、きものの情報って、圧倒的に少ない。

大分ウェブで拾うことはできるようになりましたが、

雑誌だと両極しかないですよね(どれとどれだとはいいませんがww)

 

もう一つ、読者の年代を絞らない理由は、

きものの情報って、年代や着るスタイルに関係なく

共通で有効な場合が多いからです。

 

一番は、着付けの知恵や技。

そして、きものや帯の種類や素材についての知識。

手入れや、仕立てについて。

ね、これって、年代やスタイルを超えて、

きものを着る人が共有する、役に立つ情報なのです。

 

最後に、もうひとつ付け足せば、

編集人が着る人目線で自由に

編集制作しているからです(笑)。

大手出版社の上層部からの縛りや方向性は、

月刊アレコレの場合、私が決めるからです。

えっへん。

(→大手と違って自由だから“雑用”をする自由もいっぱいあります(苦笑)。

 

さて、たまたまなのですが、

年代を絞らない月刊アレコレの証左といえるのが、

今号のきものびと。

Over50を特集しつつ、きものびとは高校生!

この振り幅(笑)。振り落とされないようにお気をつけください(笑)。

5月に日本橋三井ホールで開催された「東京キモノショー」で

編集人が見つけた逸材です(笑)。

 

 

盛岡の女子高生のマドカさん。

きもので起業したいという夢をもち、

その夢に向けていまから始動している!のです。

こちらは次のブログで紹介しますね。

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