コーディネート

編集人、秋のきものコーディネート。

今日は編集人みやざの最近のきものです。

仕事でも、自分が着るのでも、

コーディネートが大大大好きです(笑)。

きものの説明をしながらご紹介します。

 

ワタクシの場合、きものを決めてから、

帯、小物を決めるパターン。

その日の天気やら気温やら、

シーンやらが優先されます。

 

で、最初の紹介は

大島紬、藍泥染の有栖川柄です。

 

大島紬.jpg

 

 

↑これは昨年作ったものですが、

悉皆屋の女将に、

「1年ちょっとしか着ていないとは思えない柔らかさ」だと

お墨付きをもらいました(^_^;)

つまりかなりのヘビロテを証明。

 

この大島紬は有栖川の柄合わせを

しっかりしていただきました。

帯は縮緬の絞りの染め名古屋。

藤井絞のものです。

 

柄は日月紋(じつげつもん)。

大きい水玉じゃないですよ~(笑)。

(ま、どう言ってもいいんですけどね)

太陽と月を表した円なのです。

 

 

↓次は、同じ帯で結城紬。

帯揚も同じブルー。

これは知人のお祖母ちゃまのものを

譲られて仕立て直しました。

 

385結城.jpg

 

丈が足りなかったので胴接ぎをしてもらっています。

胴接ぎは文字通り、胴の部分を切って別布を足すことです。

今回は別布ではなく、掛衿を外して

接ぎにしてもらいました。

なので、地衿はつまみ衿にしたなんちゃって掛衿です。

藤工房さんへ依頼しました。

 

さらに、仕立ては“胴抜き”。

胴抜きとは文字通り、裏地となる胴裏をつけず、

八掛だけつけて袷にみせる仕立てです胴部分単衣、

腰下と袖が袷という、なんちゃって袷のことです。

どういう人が好むかというと、暑がりの人、

仕事できものを着る人が、

(屋内は暑いけど人前での衣替えの遵守のため)

胴抜きにすることがあります。

私はいまは軽めに着て、

数年して洗い張りのときに

袷にしようと思っています。

 

↓胴接ぎした箇所はおはしょりの中に隠れます。

わかりますか。

 

IMG_8683.JPG

 

 

※掛衿:汚れやすい衿を取り替えることができるように、

地衿にもう一枚衿をかけて仕立てます。

それを掛け衿といいます。つまり衿が二重。

↓こちらです。衿の縫い目がありますね。

 

IMG_8690.JPG

 

 

※つまみ衿:衿には掛衿の線があります。

その掛衿がないので、少量つまんで縫込み

重ねているように見せている衿のことです。

画像の色が違うのですが同じ結城紬です。

IMG_8692.JPG

 

 

 

↓そして、こちらは縞のコットンシルク。

きくちいまさんの303です。

同じきものの写真3連投です。

 

経(タテ)糸が綿、緯(よこ)糸が絹の混紡です。

絹の光沢がありますが、見た目は木綿感が勝ちます。

でも着心地はGOOD

お家で洗えるし、とても優秀な普段着です。

 

385コットンシルク.jpg

 

ただ、ちょっとモサッとした地風なので、

太めに見えるかも…。

なので、私はこれを着るときは

胸に補整はしません。

(補整をしている一番下の同じきものと比べてみてください)

 

↓こちらは同じコットンシルクにfunny-coco織り兵児帯。

これも補整なし。

 

コットンシルク2.jpg

 

 

↓そして羽織を合わせて。羽織は撫松庵のものです。

帯は“5−9きもの”の変わり博多献上バニラ。西村織物です。

このときは補整あり。

私の補整に使うのは、

たかはしきもの工房のくノ一 夏子。

 

でもこのコットンシルクのときは、

胸元がモサッとみえるので、必要ないかな~と。

コットンシルク1枚目2枚目の写真は補整なし。

そっちのほうがはスッキリしていますよね。

 

385羽織.jpg

 

 

↓コットンシルクの地風です。

 

IMG_8699.JPG

 

 

最後が雨の日に着たポリきもの。

黒の角通しです。

これに合わせている帯は、

洗い張りした羽織を帯に仕立て直したもの。

梅屋の帯揚と、和キッチュの半衿。

ポリなので胸元のガサゴソ感がありますが、

このときの補整は“晒し”を巻いています。

晒しの補整については、私、かなり語ります(笑)。

語りすぎるくらい語りたいですが、

がまんしてそれは後日にします(笑)。

毎日、ちょっとずつ着付けや補整を変えて、

さまざまなパターンをお試し・検証して、

月刊アレコレに反映している編集人なのでした~。

 

385角通しポリ1.jpg

 

IMG_8701.JPG

 

 

 

 

本日は以上です~。

 

 

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