大量にきものを洗ったときの裏技
きもの、結構な大物ということもあり、
天気や多忙さとの兼ね合いでついついためてしまうこと、
ありませんか?
ないというマメなかたには不要な裏技ですが(笑)、
たまにあるかもというかたのために。
きものの洗濯でちょっと使えるかもな裏技の紹介です。
まず先に。
当たり前ですが、枚数を洗うときは天気は
必ず最高に良い日を選んでください。
前にも紹介しましたが月刊アレコレ編集人が
おすすめしている洗濯方法は、
ネットに入れて洗って→軽く脱水→
半乾きで取り入れて本だたみ→
バスタオルに挟んで重石(たたんでできる凹凸は
紙や手拭を入れて埋めて平らにしておくとより丁寧)→
半日放置→取り出してきものハンガーにかけて湿気を飛ばす
これはアイロンが嫌いな人(編集人)向き。
たたむのが嫌いな人は半乾きのときにアイロンをかけて、
後、湿気を飛ばすために乾すというやり方があっているようです。
昨日、編集人、12枚、洗いました!エッヘン!(←いばるとこじゃない)
で、正直にいいます。
その中には川越唐桟や保多織とともに、
小千谷縮、綿紅梅、綿麻、セオα、ポリ絹の
夏物も入っております。
いえ、8割夏物かも(^_^;)
もう1回くらい着られるかな……と、
そして11月に突入という…いやお天気の関係も…
仕事も多忙で……ゴニョゴニョ……
ま、その辺の事情はさておき(笑)。
ところで「たたむ」ときですが、
「手アイロン」をしっかりかけるひと手間で仕上がりが違います。
半乾きの状態でできるちりめんジワは
手の平で撫でてあげるとかなりキレイにシワがとれます。
この手アイロン、実は普段のたたみでも優秀な“グッズ”です。
↓ちょっと色が違っていてごめんなさい。同じモノです。
川越唐桟。
↓これで重石をしておくとキレイになります。
大きなタタミじわは気をつけてくださいね。
洗っては干し、半乾きでたたむ、を繰り返すので、
天気がいいとなんとか干し場所は交互に使うことができます。
が、たたんで重石をしておく場所。
1枚ずつでは置くのでは大変。
(何枚から大変かは各自でご判断ください(笑))。
そして、もう一つ、横着者の裏技です(笑)。
きものときものの間にタオルをはさみ、
その上に重石という技があります。
「まさにきもののミルフィーユやぁ~」(彦麻呂風、古いけど)
その上にたっぷりの生クリーム……じゃなく重石をします。
(この時点でミルフィーユは漬物になります)(^_^;)
きもの自体も重石にしちゃおう戦略。
袖は左右交互になるように重ねます。
凹凸がきつそうなところは手拭で埋めておきます。
これもオススメ技ですが、いちばんのオススメは、
漬物にするくらいためないことです(^_^;)
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