ゆかた

浴衣(ゆかた)と着物の洗い方(1)

週末に隅田川の花火がありましたね。

これからも花火、盆踊り大会があり、

着たゆかたの手入れが気になります。

 

もしかして、まだ「クリーニング」に出していますか?

素材が、木綿、綿麻なら(麻でも)、

自分で洗えます。

 

むしろ、自分で洗わず、クリーニングにだすと、

「水洗いしてください」と言わなければドライになりますよ。

 

ドライクリーニングは油分の汚れは落としますが、

水分の汚れは落とせません。

つまり、汗は水洗いでなければさっぱりすることはありません。

むしろ、それって、ヤじゃありませんか?(笑)

 

というわけで、今日は「ゆかたの洗い方 前編」です。

この週末に、一気に5枚、洗いました。

打ち合わけは、

ゆかた(木綿100%)、綿麻、麻100%、ポリ絹、セオα(ポリ)。

たまたまですが、それぞれ違う素材です。

 

 

 

左上から、本麻100%、セオα(ポリ)、綿麻(ピーコックグリーン絞り)、

綿100%浴衣、セオαの下から飛び出ているクリームイエローがポリ絹混。

 

でも私の場合、洗い方は一緒です。

まず手順をザッと追うと以下の流れです。

  • 本だたみして専用ネットに入れる → 
  • 洗濯機をセット →
  • 洗いあがり → 
  • 乾す →
  • 生乾きで取り入れ → 
  • たたんで重し→
  • きものハンガーにかけて湿気を飛ばして完全に乾かしてOK

 

簡単ですね(^.^)

 

でも、それぞれの手順で疑問、ありますよね。

 

Q.専用ネットって?

Q.というか、本だたみってどういうたたみ方?

Q.洗濯機のセット内容は?

Q.生乾きで取り入れって、どゆこと??

Q.重しって、なにーーー???

ですよね(笑)。

 

でも、まずは1から長々と説明するより、

手順自体に難しいことはなにもない、

ということを、全体の流れを知ることで、知ってほしかったのです。

本だたみの説明読んでるだけで、「ムリ−(;´д`)トホホ…」って、

なりかねない人もいますからね(笑)。

 

でも自分で洗ったほうが絶対オトク、簡単、

何より、さっぱりキレイ。

だとしたら、やらないこと、ないですよね。

 

ゆかたの水洗い料金を払ってでも自分でやりたくないとか、

時間がないというかたは、もちろん、

人の手を借りて(クリーニング)いいと思います。

日本の消費を回すヒトは大事です(きっぱり)。

 

で、日本の消費をクリーニングでは回したくないヒト、

……いやいや、じゃなくて(笑)、

さっぱりしたいヒト、洗濯くらいなら面倒じゃないヒト、

それくらいの時間はあるよというヒトは、ぜひ。

 

実をいうと、いまゆかたの洗い方というのは、

いろんな本や、ネットでも探すといろいろ出てきます。

それぞれ多少違うと思います。

 

自分がこれ、と思うやり方でやってみたらいいと思います。

(一応、皆さん、多分大人だと思うので事故責任でお願いしますww)

 

で、そのことを前提として私の洗い方です。

実をいうと、いままでに失敗したこともあります。

「絹」を洗うという武勇伝も持つワタクシですから(笑)。

こちらは安易にトライしないでくださいねーー(^_^;)

そのレポは、実はこのブログでも

4年くらい前に投稿しています(笑)。

 

私の場合、きもののことは、「なんでも試してみる」という

職業病みたいものが、持病ですので(爆)。

で、私の方法です。

 

「とにかくアイロンをかけたくない!」というところを所縁とします。

なぜなら、死ぬほどアイロンがニガテ・キライだから。

同じ手間ならアイロンじゃないほうの手間を選ぶ、

そんな感じです。

こちらが重し後。きれいでしょう? 

これは大西商店の新之助上布本麻100%です。

 

IMG_6832.jpg

 

 

 

ポイントは、「生乾きでたたむ」ところ。

そして、「重し」をするところです。

つまり、「寝押し」と思ってください。

この「寝押し」、いまでも納品前にする仕立て屋さんがいるのですよ。

 

アイロンより折り目がピシっとして

きれいになるそうです。布にもやさしい。

私にこの方法をおしえてくれた和裁士さんは、

ものによっては2日間、寝押しするといいます。

 

そうすると縫い目の“角”が取れて、

ピタッときれーーーっに、収まるのです。

下記のようにできるたたんだ際の内側のシワは

 

IMG_6865.jpg

 

スチームアイロンで軽ーくアイロンをあてます。

今回はちょっと手抜きをしたから

ピーコックグリーンの綿麻にちらっとシワがあるけど

これくらいのシワができたけど、でもこれくらいです。

わたしはこれで着ちゃいます。(^.^)

 

たたんだ布の間に紙を挟んで凹凸をなくしてあげれば

完璧!のはず。(・∀・)b

ここが勝負ですよー。

 

ということで、詳細はまた明日か、明後日に(スミマセン、てきとーで)。

 

 

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