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「婚礼衣装着付け」のニーズを読み取るということ(申し込み受付中)

「婚礼衣装着付け講座」受講者受付中です。
 
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ところで、「月刊アレコレ」がなぜ婚礼着付け講座を開催するか。
 
その理由をちょっとお話させてください。
 
 
 
ここ5~6年、きもの好きが高じて
きものの仕事をしたいという人が増えてきています。

 
呉服屋さんでさえも、後継者を異業種に出す(就職させる)ところが多い昨今。
 
つまり、きもの業界に未来を見ないからですが、
 
それでいて、一方できものの世界に仕事として参入したい人がいるーー。
 
 
きものが好き。
 
だからきものの仕事をしたい。
 
 
うれしいじゃないですか。前向きな理由ですもん。
 
そういう人たちが仕事として
 
成り立つような状況になればいいなと、ずっと思っています。
 
 
 
 
特に多いのが着付け師さんです。 
 
 
 
きものにハマってよりキレイに着たいと着付けを習う。
 
着付け師、着付け講師という仕事があることを知り、
 
「講師コース」というところまでいく。
 
しかし、実践や結婚式場での修行もなく、
 
修了と同時に自宅で教室を構えるところから
 
スタートする方がほとんどだと思います。
 
 
 
しかし、きものを仕事にしたい人が増えるのがうれしいけれど、
 
先生と呼ばれるからには、
 
「着付け」だけではなく、「きもの」も教えてほしい。
 
と、私は考えるのです。
 
 
 
なぜなら、いまやきものを「伝える(教える)」人は、
 
呉服屋さんと着付け講師だと思っているから。
 
 
もう生まれ育った環境で、
 
親や祖母から、自然に習った、覚えたということは
 
ほぼほぼないと思います。
 
だからこそ、伝える人は伝えるべきことを
 
自分自身もきちんと学んでほしいなあと思うのです。
 
エラそうで恐縮ですが、きものに特化した仕事を何十年もしていて
 
現在進行形で学ぶ大切さはいたく実感するからです。
 
(呉服屋さんといえど)
 
 
 
で、なぜ、婚礼なの? です。
 
 
月刊アレコレが主催している、プロのための勉強会は、
 
その知識とスキルの扉を増やして
仕事の武器を持つことが目的です。
物騒な例えですが(笑)、でも仕事はある意味戦いです。

 
いままで勉強できる場所がなかったから、
 
月刊アレコレで立ち上げたのが始まりです。
 
 
一昨年から「着付けのジャンルの違い」を発信しています。
 
こういう発信は月刊アレコレが初めてだったと思います。
 
 
6月から2期が開講する、
 
大竹恵理子さんの「プロのための着付け強化コース」も
 
その一環です。
 
 
成人式の着付けができる着付け師さんたちは、
自分が撮影の着付けができないとは思っていません。
めちゃめちゃ、環境も状況も違うんですよ。
そもそも、本仕立のきもので着付けできないことが
少なくありません。 というと、
え?え? どういうこと? と、思いますよね。
その内容はここでは割愛しますが
(大竹先生の強化コースを受講なさる着付け師さんたちは
皆さん、単発講座でそれを知り驚愕して本コースの受講を決めます)

 
「婚礼着付け」も同様に、普通では学びにくいジャンルです。
 
 
 
婚礼着付けは特殊だから、
 
私のフィールドにないと言い切りますか?
本気で着付けを仕事にしたいと考えるなら、それは、は間違いです。

 
 
たとえば、現状の婚礼は、必ずしも「日本髪に白無垢」で
 
神社や式場での婚礼とは限らないのです。
 
 
 
「別に」の捨て台詞で悪名を高めた沢尻エリカ様ですが(笑)、
 
彼女が、白無垢にカサブランカを飾った洋髪という
 
スタイルの式を広めました。
 
引き振袖で洋髪の花嫁スタイルも大変増えました。
 
 
花影.jpg
 
一時期、地味婚なる言葉も流布しましたが、
 
成人式の振袖で、結婚写真だけを
 
撮るというカップルも少なくありません。
 
 
つまり「簡素に、でもできる範囲で花嫁らしい」着物姿を
 
望む人たちは多いのです。
これら現状やブライダルマーケットについての座学もあります。

 
 
そういう意味では婚礼着付けは
 
敷居が低くなってきていると言えます。
 
そして、そういう人たちは身近にいます。
 
 
また、自分自身が着付け師としてスキルを
 
ブラッシュアップすることのほかに、
 
・講師コースをお持ちの方や、
 
・着付けを仕事にしたいと生徒から相談されたときに、
 
着付けという仕事を、内容を、
 
きちんとサディッションできる知識も必要だと思いませんか。
自分がそういうニーズと出会うのは、
アンテナを立てているか、いないかです。

 
 
この内容で単発で講座を教えてくれるところは
 
まずないと言ってもいいと思います。(ほんとに(^_^;))
 
 
 
きものの着付けではもちろん、
 
ブライダル分野で圧倒的なキャリアを持つ、
 
日本橋「花影きもの塾」の須田先生のスキルと知識を
 
得られる貴重な機会です。
レンタルも可能な本格的な衣裳一式、
すべて取り揃えた中で、学ぶことができます。

3~4セットの衣裳を用意し、
モデル、着付け前後で2人の、3人1組になり
しっかり実践できます!
 
 
 
「婚礼衣裳着付け講座1」「婚礼衣裳着付け講座2」は
 
両方の受講をお薦めしますが、
 
 
それぞれ単発でも受講できます。
 
お申し込みはこちらから。
 

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