自学自習塾

着物を学ぶということーこれはきものを業務とする方へ

2月になりました! 寒い!
 
今週日曜日には、ワタクシ編集人、
 
プロデュースしているブランド“5−9きもの”(綿麻夏もの)の
 
今期商品カタログの撮影です。
 
(寒~~~~~っ ( ;∀;) モデルさんが。。。)
 
 
 
で、今月は「大竹恵理子のプロのための着付けブラッシュアップ講座」も
 
開催されます。
 
14日(日)はまだ空きがありますので、着付けのジャンルを広げたい、
 
スキルの違いを知りたいという方は、
 
バレンタインデーはおいても参加する価値があります(笑)!
 
お申し込みはこちらから。 (※13日(土)は定員になりました)
 
 
こちらの講座は当サイトのメニューの「イベント」にあります。
 
が、昨年開講された、
 
「大竹恵理子のプロのための着付け強化コース」(6ヶ月)
 
こちらはHPの「自学自習塾」というメニューでご案内しました。
 
この違いは何? さらにいうと、
 
「自学自習塾」、これって、なに? と思いますよね。
 
 
今日はちょっと「自学自習塾」について触れたいと思います。
 
編集部では、弊社スタジオを会場に、
 
いろいろな講座や勉強会を開催しています。
 
その根っこはこの「自学自習塾」です。
 
 
 
自学自習塾———字面そのままに「自ら学び、習う」ための塾です。
 
あたりまえでスミマセンって感じの答えですが(笑)、
 
「何を学び、何を習うのか」というと―
 
きものと、きものの周辺のことを勉強する塾なのですが、
 
特徴的なのは、プロを対象とした塾であるということです。
 
 

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じゃあ「きもののプロとはなんぞや」と、その定義を引っ張りだすと
 
なかなか前に進まないので、ここでは下記の人たちを
 
対象として説明をします。
 
 
・きものに関係する仕事でご飯を食べている人
 
・もしくは食べたいと思っている人、
 または、きものに関係する仕事に従事したいと思っている人
 
・きもの全般の知識を現職に活かしたい人
 
 
 
具体的には、呉服屋さんの若い後継者。(いえ若くなくてもいいのですが)
 
きものの販売をしている人。
 
きものを作っている人(企画・プロデュースしている人)。
 
和裁士さん。
 
悉皆屋さん。
 
着付け師・きものスタイリストさん。
 
着付け講師さん。
 
(着付け講師とスタイリストは職種が全く違うので、ここでは分けています)
 
 
等々です。だから、勉強する内容としては、
 
・商品知識やもの作りの実践、専門としての
 
 年間スケジュールの立て方など
 
・デザインの現場の勉強会
 
(技法の違いや発注の仕方や予算管理など)
 
・和裁や帯の仕立ての勉強会。
 
・着付けのジャンルを広げるための、スキルアップ、ブラッシュアップ講座
 
 
 
プロのなかでもさらに職種によっては、内容もいろいろです。
 
 
こちらは2期の様子。
因みに、若い後継者を対象とした、
 
自学自習塾本コースの一期生としては
 
八王子坂本呉服店の若い女性店主・坂本直美さん。
 
実家が悉皆屋さんで、いまデザイナーとして活躍している
 
「千の月」の高木法子さん。
 
「でぶできもの倶楽部」で人気の
 
兵庫県赤穂だるま屋呉服店店主、山口貴子さん。
 
わーと日本橋で「笹島寿美選定メンズコーディネート賞」を受賞し、
 
スタイリングで定評がある熊澤屋呉服店の若い店主、高橋洋行さん。
 
問屋・メーカーからも一目置かれる蒲田の名物呉服店ひつじやの
 
4代目若夫婦、上田高巨さん・紋さん。
 
 
いまや知る人ぞ知る方々です。
 
多くの方が30代半ばで受講し、地元から支持を受ける人気店です。
 
 
本格的な自学自習塾へ行く前のプレ講座は、
 
体験講座、1日講座として「イベント」メニューで立てています。
 
 
 
 
そして、最近の講座では、
 
「大竹恵理子のプロのための着付けブラッシュアップ講座」(1日)
 
「大竹恵理子のプロのための着付け強化コース」(6ヶ月)

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「木越まりのきものデザイン講座」(ベーシックとアドバンス)
 
きものカラーコーディネート協会主催「きものカラーコーディネート講座」
 
などを開催しております。
 
 

thumb_IMG_0168_1024 のコピー.jpg
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着付けに関してはすでに「着付け師」「着付け講師」である方々が、
 
仕事のジャンルを広げたいと意欲的に受講されています。
 
この「着付けのジャンル」の違いを唱えたのは
 
月刊アレコレが初めてだと思います。
 
 
 
着付けは他装ができれば「できる」と思われていますが、
 
特殊な仕立てを着せる撮影の着付けや、
 
ディスプレイのトルソーの着付けも、
 
 
普段、練習でする和装トルソーの着付けとはまったく違うことを、
 
ほとんどの着付け師の方は知らないと思います。
 
 
 
 
実際、「大竹恵理子のプロのための着付け強化コース」を受講した
 
プロの着付け師さんたちは、撮影用の特別なモデル仕立てを
 
初めて見た、初めて着付けるという方がほとんどでした。
 
毎回、初めての知識や技術、情報にびっくりぽんしながら(笑)、
 
自宅でも特訓しながら受講していました。
 
 
 
それほど、普通の着付け学院の講師コースで学ぶのとは
 
内容がまったく違うのです。
 
 
しかし、皆さん、ほんとうに受講してよかったと、
 
ブログでもメッセージでも書いていました。
 
 

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根本的な疑問として、
 
なぜ、月刊アレコレがこういう勉強会や講座を開催するのか。
 
月刊アレコレのインディーズ的な体質があるからかもしれません(笑)。
 
 
 
きものが好きで、本気できものを仕事にしたいと思う人たちが
 
きちんと食べていけるようになればいいなと、思っています。
 
 
いまきものの世界は縮小するばかりですが、
 
一方ではいままでにない入口からきものの世界へ
 
自ら入ってくる人たちも増えています。
 
 
しかし、仕事としての「きもの」を
 
勉強する場がないと思ったのがきっかけです。
 
 
月刊アレコレは、創刊11年、今年で12年めに入ります。
ワタクシこと 編集人みやざは、きものに特化した編集・広告を
30年携わっています。結構なきものの歴史を見聞きしています(笑)。

 
きものの情報は、産地の製作、技術、流通、
 
スタイルの流行、着付け、コーディネートも含めて、
 
一元化した状態でもっています。
 
 
 
つまり外部に委託して編集構成や取材をしているのではなく、
 
編集人自らが産地の取材、人の取材にあたり、原稿を書いています。
 
だから取材した内容はすべて自分のなかに入っています。
 
また、その中で培ったネットワークがいちばんの財産といえます。
 
 
 
塾の講師の方々もそういう中でお願いし、
 
ある意味、企業秘密をオープンにしていただいて開催している
 
勉強会です。
 
 
ちょっと偉そうな言い方になりますが、
 
新しい人材が生まれ、育つ、
 
活気ある世界であってほしいと思っています。
 
そして、きものに従事する人がいる世界は、
 
自らが学ぼうとするインテリジェンスな世界でもあってほしいのです。
月刊アレコレが先駆けて昔から行っている、
実績のある勉強会が「自学自習塾」なのです。

 
月刊アレコレは書店では買えません。
定期購読はこちらから。普通のきもの雑誌とはちょっと違った
着る人と、生産現場の目線が入っている本です。
5日発行の最新号は「保存版 太物事典」。労作です!
前後編でお届けしたvol.125・126の「BeforeAfterで美意識力アップ」は
在庫僅少です。講読はこの号からがおすすめです。
(大竹恵理子着付け強化コースの修了生が早速活躍してくれた号です!)
東京・大阪とも、体験講座が満席になった
能口祥子さんのvol.121・122「きもの色彩講座実践編」は
前編121が売り切れとなっています。
122の応用編も大いに参考になります
http://dp00009037.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=139156&csid=0バックナンバーはこちらから。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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