月刊アレコレのイベント

「組紐講座」激アツ後、男中を切る!の巻

今日は組紐の「龍工房展」。
商品もうっとりですが、組紐講座がまた激アツです(笑)。

1時間で終わるはずがあっという間の2
時間(^_^;)

そして、最後。お客様がお買い上げの「男中(だんちゅう」の房を切る!

なぜに!? と?

関東好みだからです。
関西の房は大きめが好み。
かつて取材した噺家さんが「(関西の噺家の羽織紐は)お前は牡丹か」と、冗談を言うくらいに大きいのだと言っていました(自分たちからするとです)。

自分たち東の噺家は房が大きいのは野暮の極みで、「むしろ切っちゃうんです」とおっしゃっていました。

まさにその「切っちゃう」事実を目の当たりにしましたよ。

もちろん、“もったいない”(というのは、ちょっと違うのですがww)という方は、そのまま。
デパートでは鋏を出して切ることはできず、「帰ってからお好みでお切りください」とアドバイスするそうです。

「今日は」と、ゴソゴソ鞄から鋏を取り出し「持ってきましたよ」と、笑みを浮かべる龍工房・林さん。

因みに、男中(だんちゅう)は男性用羽織紐の中尺のことで、
一般的な羽織紐の結び方以外にリボン結び(リボンというと、え?な感じですが、つまりは普通の結びですね)にすることも。

いえいえ、この話を聞けば———
何年か前に、いまは亡き勘三郎ら歌舞伎役者が黒紋付の羽織袴で朝Mac
に行くという映像のCM
がありましたね。

そのときの勘三郎丈の羽織紐が龍工房のコレ。リボンに結んでいたのす。

見る人は見ているんですね、あの役者が大勢並んでいるシーンで目ざとく勘三郎丈の結び方と紐をチェック、

「どこの羽織紐だ?」と大層問合せがあったとのことです。

そして林さんはキラリと光る裁ち鋏で、片方ずつキレイに切りそろえてくださっていました。

さて、明日はどんな展開でしょうか。
ご都合のつく方はぜひいらしてください。

講座は無料です。しかも参加者には、龍工房先代が書いた「紐」の簡易復刻版を差し上げておりますよ。
 
スタジオ アレコレにて14
:00
~ です。詳細はこちらで。

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