きもの

ゆかたを、どう着る? 伊勢丹のゆかた

 基本、普段着は何をどう着てもいいと思っています。
それは「きもの」を「着たい」人たちの、
「着たい」気ぶんが表れていると思うから。
そして、着る回数が増えることで、
「自分の着たいきもの」の本質もわかってくる、変わってくるとも思っています。

で、このゆかたは「ゆかたを着たい人」を対象としているようには見えない。

新しい層をきものの世界へ送り込んでくれる試みと見ればよいか。
洋服に、「ゆかたモチーフ」を取り込んでみた、とみればよいか。
新しいきものファッションのアジテーションとみればよいか。


awaiがリアル・クローズなら、こちらは ミセル(見せる)・クローズかな。w
ただ、自分はこういう着方はしないというだけで、
この着方や提案を否定しているわけではありません。
現在のきものだって、きっと当時は先端があり、先端が定着して、
いまに残っているものがあるのですから。
所詮、ファッションは自由な、着る人、作る人の表現。
良し悪しを論ずることはできません。

ひとつ言えるのは、着方の是非とは関係なく、この試みが伊勢丹だから意味があるんだろうなあということ。最近、きものをがんばっているデパート。
そういえば、去年も注染のオトコキモノをデザイナーたちがとんがった提案をしていたっけ。伊勢丹らしい鮮度はあると思います。

とりあえず、私的にはきものに靴ははかない主義だけどw
でも、それだって雪国で暮らせば分からない^^;


(画像はFASHION PRESSより拝借したアンリアレイジのゆかた。身八つ口から手を出しています)


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