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自学自習塾の募集要項です。

近日詳細アップ……とか言いながら大変遅くなってしまった、呉服屋さんやこれからきものショップ経営などを目指す人、着物を仕事にしたい人のための「アレコレ自学自習塾」。募集要項が決定しました。
開塾の志
本気で「着る人目線の呉服店」作りを目指すプロのための勉強会です。
「自己都合を捨て、お客様を理解し、お客様の期待を越える努力をすること」を普遍の真理として、もう一度その原点に戻り「真っ当なお店作り」を目指し、プロとして心と知識に磨きをかける塾を開校します。
特に異業種の会社勤めから家業を継ぐためにUターンし、理想の呉服店作りを様々に模索し、プロとしての知識や経験を深めたい人や、呉服店開業を目標に経験を積み重ねている人たちのために、プロに必要な知識や体験、商品の調達力、誂え力、伝える力などを高め、同じ志を持つきもの人とのネットワーク作りなど、様々に直面する呉服店経営の課題を解決するために共に学ぶ塾です。塾の名前は「自学自習塾」。
文字通り「学びたい人が集まり、自分たちで学ぶ」塾です。ハウ・ツーやテクニックは教えません。講師がいても受け身ではなく、予習復習し、積極的に質疑応答を行い、即戦力となる生きた知識を学びます。月1回の開塾ですが、時間はみっちり6時間、きっちりと学びます。講師は机上で語るだけの人ではなく、店頭で様々に試行錯誤を重ねながら、お客様の圧倒的な支持を受けている繁盛店の経営者や各分野の専門家です。アレコレが創刊以来培ってきた人脈、「着る人目線」できものに真摯に向き合っている個性豊かな人たちです。
さらに「自学自習塾」の最大の特色は、塾参加者でオリジナル商品作りに挑戦すること。感性だけでなく、『着る人』をどう捉え、商品作りにどう反映させ、その素晴らしさをどのように伝え、そして着てもらえるか、ぶれることのない一貫した流れを学びます。1期目は「注染」、2期目は「白生地/色無地(予定)」に取り組みます。
自学自習塾は、きもの検定のような一般的なきものの知識や教養を高めるための勉強会ではなく、本気で「着る人目線の呉服店」作りを目指す方、または着物を仕事とすることを目指す方の、プロのための勉強会です。
■募集要項
1・参加条件
きもの文化を継承し、次代へつなぎ、作る喜び、売る喜び、買う喜び、着る喜びを共に分かち合い、「お客様と関わり合う人を幸せにする」「究極の呉服店作り」を目指す人。
2・期間
年間を3期に分け、1期1テーマを学びます。
第1期/2010年12月~2011年 4月(毎月1回、計4回)
第2期/2011年 5月~2011年 8月(毎月1回、計4回)
第3期/2011年 9月~2011年11月(毎月1回、計4回)
3・受講料
1人 1期(4ヶ月分・計24h)/100,000円(消費税込)
*同一店からの複数参加は、追加1名につき1期分50,000円(消費税込)
*月刊アレコレ定期お取扱店は、それぞれ15%割引いたします。
*お支払いは、1期(4ヶ月分)分を全額一括前払い。
4・日程
基本は、毎月第2水曜日。ただし1月は第3水曜日に開講。
第1期日程
1回目 12月 8日(水) 13時~19時
 ※基本会場は人形町で開催します。詳細は別途ご案内します
2回目 1月19日(水) 13時~19時
3回目 2月16日(水) 11時~19時 注染工房見学予定
4回目 3月16日(水) 13時~19時
5・カリキュラム
  1回に3講座を予定しています。
第1講座=呉服屋力
現役の呉服店主が今に至った軌跡、目指す理想の店のあり方、そのための実践や手法など、現場で生きる術を学びます。
第2講座=きもの力
呉服店が見失っているきものの魅力や勘違い等、着る人が本当に求めている呉服屋、きものとは何かを学びます。
第3講座=呉服屋のたしなみ
着る人と共有すべき、きもの文化、歌舞伎や茶道、ITなど呉服屋のたしなみを学びます。
※都合により変更することがありますのでご了承下さい。
■第1期テーマ 夏のきもの(実践から学ぶ呉服屋のあり方)
第1期は「注染」を徹底して学びながら商品作りに挑戦します。誰に、何を伝えるかということから始めるマーケティング手法、さらにこれからの呉服屋に必須な誂え力、プロデュース力を学びます。またこの体験プロセスを記録し、自ら情報を発信すること、特にITツール=ホームページ、ブログ、携帯、ツィツターなどを組み合わせた情報発信、「伝える技術と方法」も学びます。
机上の空論ではなく、塾で学んだこと、実践したことを基に、自店の夏の企画展開まで考えていきます。
講師は「地元力」と「IT」を基盤においてネットワークの構築に取り組み、自ら商品企画やもの作りにも取り組む新世代の、現役呉服店後継者や、売る人と着る人の間に立ち、そのギャップの大きさを現場の声として提案とともに教えてくれる、カリスマ的な着付け教室の主宰者。
また呉服屋のたしなみとして必須の歌舞伎や茶道の知識も学びます。1回目は歌舞伎。歌舞伎座や国立劇場の「歌舞伎大向こう弥生会」会員で劇団メンバーでもある講師から、代表的な演目や役柄、きものに提案できるキーワードなどを学びます。
また、2回目以降は実際のもの作り、夏のきものの展開につながる講座として、素材・種類・技術・市場動向などを学んでいきます。
申込み用紙、またさらに詳しい募集要項は「自学自習塾資料請求」の件名で、氏名(店名も)・住所・電話番号を明記の上 info@arecole.com からご請求ください。
資料添付してメールでお送りします。

月刊アレコレは、着物を着る人にとって「敷居が高い」という言葉を死語にできる、魅力的な呉服屋さんや、きものの関係者が増えて欲しいとずっと考えていました。
着る人目線に徹底した編集ですが、そこを理解してお取り扱いくださる呉服店はありがたい、みどころがある呉服店さんだと思っています(オイオイ、その高いこと目線はナニ?w)
その中の若い後継者の「勉強したい」「勉強しなければ」という、真摯な危機感の声が、自学自習塾の種です。
成功するビジネスモデル作り――などというテーマでの座学のセミナーではありません。ある意味、合宿のように、特訓のように、夏休みの研究のように、宿題も持ち帰り発表しあいながら、持っているお互いのエネルギーを吸収しあって実力をつける勉強会です。
参加料はが高いか安いかは考え方にもよると思いますが、1回2万5千円という考え方ではなく、1ヶ月6時間と考えてみて下さい。1時間約4千円と考えてみて下さい。講師もお呼びして、それを仕事につなげるために学ぼうと思うときの対価として決して高額ではないと思います。
志をお持ちの方、ぜひご参加ください。

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