着る人の目線は、複数だと肝に銘じつつ。
一きものファンとして、また着る人の情報を拾うために、
きものブログを徘徊し(笑)、きもののネットショップを冷やかし、Twitterなどでつぶやきつつ、人のつぶやきにも耳を傾けつつ。
特に着物のつぶやきは耳がダンボになります。
「着る人が作る雑誌」月刊アレコレとしては、私ことみやざも、執筆者のきくちいまさんも、ぺたこさんも、スタイリストの彩詠さんも、「ほんとうに」「普段に」「着物を着る人」です。
イベントでお呼ばれしたときだけ「着る人」になるわけではありません。
で、最近参考になった意見やつぶやき。
「雑誌でみるコーディネイトって、晴れがまし過ぎたり、高すぎたり、変に遊びすぎたりしっくりこない」
上記は月刊アレコレを指してのことではなく、一般論としての意見でしたが、
編集人みやざとしても大いに参考になりました。
アレコレは「着る人目線」の実践できる着物を、提案、発信しているつもりなのですが、
実際印刷物という形体のメディアに載ったとき、
「リアル」という色柄やコーデは一段くすんで見えたり、地味になって着物を着ることの「魅力」が伝わりにくかったりすることも少なくありません。
だから足し算をしたのち、徐々に引いていくみたいな。
その微妙な境界線をきっちり感知し、探しあてたところが、実践できる素敵な着物として、
皆さんに伝わるのだろうなと、考えています。