きもの

紅絹(もみ)って、レトロ?可愛い?それとも野暮ったい?

お召し変わり縞変わり縞のお召しです。
以前、紅絹(もみ)の話題を出しましたが、これも袖裏が紅絹です。
可愛いような、いまどきだと野暮ったいような…というハナシを以前アップしましたが、
やっぱり紅絹付きだと、ちょっとレトロというか、クラシックな雰囲気になります。
さて、アナタはどっち?(笑)
で、気をつけなければならないのが、色移り。
紅絹って意外と色が移ることがあります。
知ってる方がお祖母さまの花嫁衣裳の赤い襦袢に着けられた刺繍半衿に、襦袢の赤が移って悉皆屋さんに出していました。
汗もかきますからねー、なおさらです。紅絹裏の着物をお持ちの方はお気をつけて―。
で、ついでに言うと、泥大島や藍染の着物には白の帯を使わない。
こちらも色移りするからですが、でも勘違いしてはいけないのは、別に不良品ということではもちろん無く、むしろ化学染料ではなく、天然染めの本物の証拠でもあるってことです。
そのあたりの事情も勉強しておくことも、必要かなって思います。
長板染めなどでも製作過程で当然できる柄の「継ぎ目」や「ホシ」がクレームになるって聞いて、「うーーーん」とうなる現場です。
あ、紅絹からまたまた違う方向に行っちゃいました(笑)。
こちらの「継ぎ目」や「ホシ」がクレームの話題は後ほど。

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