取材

100メートルの窯ですとぉ~~!? みやざ in 備前

長らく更新しておりませんで、遊びにきてくださった皆様には、ほんと、ごめんなさいです。
ブログで紹介したいこと、お伝えしたいことは毎日毎日、きっちりあるんですヨ、画像もその度、撮ってあるんですけど…、じ、時間が…
って、毎度毎度の言い訳はもういいからって? 
おっしゃるとおりダス(笑)。
ビョーキみたいなものなので勘弁してください。小心者なので、一言言い訳してからじゃないと気がすまなくって(笑)。
そんなこんなで、先週は岡山・京都へオンナ一人旅…っつーと、どっかの旅番組みたいですが、そんな余裕あるわきゃない月刊アレコレ編集部っ!
今回の取材は備前焼きの窯元へお邪魔いたしました。
なんで備前? かというと、100メートル近くある登り窯を取材できることになりまして。
で、そこの陶芸家の方にもお話が聞けると言うことで――。
あーた、窯ってもね、雪で作るカマクラ幕府(あ、幕府はいらんですけど(笑))みたいな、そんな窯じゃあ、ないんです。
シャクメートルですよっ、シャクメートル!
そもそも、んじゃあ登り窯ってどんな窯よってハナシになりますわネ。
登り窯ってーのはですね、簡単に言うと斜面になっている地形を利用して作る窯でして、窯内部の温度を一定の高温に保てるよう工夫された窯のことなんです。
ほら、画像をご覧になって。屋根が上にずずずぃーーーーいっと、上がっていってますでしょ。この屋根の下に窯がずずずぃーーーーいっと、あるわけなんですの。
んで、こちらににずずずぃーーーーいっとある(もう、いいから)薪、
これは備前焼で使われる赤松の薪。すんごい量ですが、実際、火を入れ始めたらこんなもんじゃない。
しかもびっくりはこの薪のお値段。下世話な話題も飛び交うみやざブログ(笑)、大きな声じゃ言えませんが一抱えで1200円もするんですよっっ。
一抱えってほんの十数本ですよ。この薪の行列が¥マークに見えてしまうみやざでございます(爆)。
で、こちらがこの窯元で古備前に魅せられて、自分なりの(古)備前を作陶している森一洋さんです。
森家は「窯元六姓」と言い、江戸時代に備前藩主が備前焼の保護制度をとった際、森家を始めたとした六つの家系にのみ製造を許し、代々継承されてきた歴史ある窯元のひとつです。
お父様は知る人ぞ知る森陶岳さん。備前愛好者にとっては憧れの陶芸家です。
で、登り窯ですが、100メートルもあるこの窯に火入れをするのは2011年。
薪は10トントラックに400台分、半年間寝ずで炊き続けるのだそうです。
この100メートルの窯ん中にどんだけの作品が入るの~~~っ!?
またまた¥のハナシで恐縮ですが(笑)、100メートルヨーイドン!で、5億とか…。
みやざの知り合いの、太陽のように屈託なく明るい(笑)イタリア人気質の夫婦が、備前焼きの茶碗にお茶を点てているのをみて「なんであんな汚い茶碗でお茶を飲むのか」(爆)と言っていましたが、論外、論外。
この備前焼きや侘び寂びに代表される日本特有の美意識は、同じ歴史や文化、知識を共有していなければ理解できないところです。
季節を取り入れた着物のおしゃれもまさにそこがツボ。
そんな美意識、そして備前焼きの機能美を一洋さんに語っていただました。
…とまあ、第一弾終了。(笑)
次は京都、帯の機屋さん編。そして、知っている方も多いきものショップ「omo」のもりたもとこさんも訪ねて参りましたよーん。
順次アップしますので、お楽しみに。

カテゴリー

タグ一覧