取材

大奥の打ちかけって、振りがとじてある!?

utikake
今週の月曜日、松竹衣装の本間さんのところへお邪魔しました。
「映像の向こう側」の取材です。秋に放映予定の男装の麗人と言われた川島芳子のドラマを撮り終わったばかりということで、
が、ひと段落着くまもなく、土曜日から沖縄へ2ヶ月飛びます。
映画「カムイ」の撮影だそうです。長~~っ。
今までもそうだったように、原稿は宿泊先のホテルへFAXして確認します。
ところで、いまNHKの「篤姫」が鹿児島から京都、そしていま江戸の大奥が舞台に移っていますが、松坂慶子の幾島や稲森いずみの滝山など、大奥の女性が着ている打ちかけ、後ろから見るとどうも、振りがとじている…。
あれ? 打ちかけって、そうだっけ?
で、本間さんに聞いてみた。衣装から出して見せてくれた。
やっぱりーー。開いてない。皆さん、知ってましたあ?
知らないの、みやざだけかい?(笑)
本間さんいわく「小袖の流れでしょうね」。
あ、そういえば筒袖に近い小袖は振りがない?
あるのも、ある? んん、わかりませんが。
で、袖口も小さいんですよね。
このあたりは40号「きものびと十人十彩」の名古屋市博物館の学芸員である野場さんが取材でお話してくれていますが――。
当時の絹はすごく軽くて「これなら大奥の女性も肩が凝らないのではないでしょうか」と野場さん、おっしゃっていましたが、
フーーン、しかもこれなら暖かいでしょうね。
ほかにも、衣装仕立てと本仕立ての違いとか……、なるほどーのお話、
いーっぱい聞いてきました! 乞うご期待!

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