日記・つぶやき

論理を越える「情緒力」という論理。

ちょっと固い話をしていいですか。
数字は苦手な方です…いや、カッコつけないで正直に言えば、数字はめっぽう弱い。
算数、数学も、嫌いではないけど(これはホントです)得手ではない分野。
でも大人になって、なぜか惹かれる映画や本は、意外にも数学者のものがあったりします。
映画なら「ビューティフル マインド」。
ラッセル・クロウ主演の統合失調症でありながらノーベル賞を受賞した実在の数学者・ジョン・ナッシュの「脳内影像(幻影)」を実写することで、ちょっとサスペンスっぽい雰囲気さえある仕上がりになっている、みやざ的には超オススメムービーです。
数学者の話ではないけど、躁鬱病を患う20才のハナちゃんを描いた絲山秋子原作の「逃亡くそたわけ」もハナちゃんの脳内影像を実写していました。
美波がハナちゃんを演じて上手かったです。
「プルーフ オブ マイライフ」のアンソニー・ホプキンス、グィネス・パトロワ演ずる数学父娘の、「証明」を成立させるべく人生の様々な葛藤も組み込まれた数式の展開は興味深い佳作。
書物ではサイモン・シン著書の「フェルマーの最終定理」。これは本当に読み物としても最高に面白いノンフィクションです。
松岡正剛氏のサイト「千夜千冊」でも紹介されています。(このサイトのファンです)
フェルマーの最終定理を解いた(ごく最近、2~3年くらい前のことです)アンドリュー・ワイルズの軌跡を辿っているのですが、それが単なる伝記ではないところに、本のおもしろさがあります。
そういう意味でいうなら、この本のおもしろさは「フェルマーの最終定理」を解いたワイルズより、それを一般の人々の目線に咀嚼してレポートした著者サイモン・シンの才に負う所が大きいと言えます。
松岡氏の受け売りで(笑)「フェルマーの最終定理」を注釈するなら、
「 x2 + y2 = z2 」であらわされている誰もが知るピタゴラスの定理があります。
これを xn + yn = zn というふうにしたとき、「nが2より大きい場合は整数解をもたない」としたのがフェルマーの最終定理です。
ピエール・ド・フェルマーが1637年ごろに発見したらしい(笑)。
簡単そうに見える定理ながら、なんと300年以上に渡って証明に至った研究者はいないという、ある意味、数学者の中では憧れでありながら、
とり付かれると研究者としての時間、経歴を棒に振るとまで言われた難問です。
その難問をワイルズが解いたというニュースは、私も朝日新聞の夕刊で初めて見た記憶があります。
さらにはワイルズがその難問に掛けられた多額な懸賞金を辞退したとか言う話題も手伝って、当時はそこそこ取り上げられたニュースだったと記憶しています。
そういえば寺尾聡主演の「博士の愛した数式」でもピタゴラスの友愛数という、「ある数が他の数の約数の和になるようなもの」らしい(笑)のですが、そんなのが出ていました。
こうしてみると数学者って、パターンがあるかも。
あ、数学者に偏見はないですよ、別に。言い訳するワケじゃないですがmixiの「フェルマーの最終定理コミュ」に入っているくらいですから(笑)。
(超ミーハー(爆))
で、ナニが言いたいかというと、(振り、長いーーーっ)、
昨日、非常に関心、納得した新聞記事がありまして、感心と言うよか、感動したといってもいいくらいですね、その分析・思考に。
その方がやっぱり数学者だったというハナシなんです。
すんません、まだまだハナシの枕です。
飽きた方もいると思うのでここで一度解散(爆)。

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