取材

次回きものびとは、博多織伝統工芸士・伴和子さん。

三木さんと伴先生昨日は三田で女性工芸士展がありました。
その中に九州は福岡からいらした博多織の伴和子さん。
アレコレの購読者であり、友人でもあるまーくんからのご紹介。
素晴らしい織りです。墨絵の帯も制作なさいます。
画像でご自身が締めている帯もそうです。
背がすらりと高く、実物はもっとお綺麗な方です。
普通、作家の帯や着物には「落款」なる、いわば作家の証明が押されます。
しかし伴さん。「白地に墨絵の帯、そこに赤い落款は絶対イヤなんです」美しくないじゃないですかとおっしゃる。
だから伴さんはお名前・和子の「か」だけを同じ筆で1文字入れるそうです。「か」を入れて完成されるように描きあげると。
……が、飾ってある帯には「か」が入っていない。
「あれはもう入らなかった。あれで完成されてしまったんです。そういう意味では失敗かもしれませんが、あれ以上何かを足すことは、あの帯にはできません」――アーティストです。
幼い頃から両親とともに仕舞いを習い、衣裳の衣擦れの音が大好きだったという少女。
お母様がドイツ人女性から習っていたレース編みをご自分も姉とともにおしえてもらい、
女学校の編み物の授業で「先生の言うことを聞かず」に勝手に編んで「怒られてばかり」いた少女。
豊かな感受性が物語の端々から感じ取れる。
いま自分が何を好きで、何をしたいか、視点にブレがない方です。
品がよく、穏やかな物言いなのに考え方がとても先進的で柔軟! 
自分が同じ年になったらこうありたいと思いましたね~。
伴先生上の写真はカメラマンのミキさん。彼女も可愛い少女に見えます(笑)。
伴さんがぜひ一緒に撮りましょうと。みやざも。
考えてみると、せっかくステキなきものびとの方々とお目にかかっているのに、一緒に写真を撮ったことって、なかった。
初アップが着物じゃなくてごめんよ~。
伴さん、ありがとうございました。
着物、すごくすごく素晴らしくて、でもみやざにはちょっとばかり(笑)手が出ないのが、惜しい!!(ちょっとか?)

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