きもの

龍工房の帯締、撮影。

Pict2684_1 先週、月刊アレコレの大久保信子さんの連載「きもののセオリー」に使用する写真を、カメラマン・カケさんで撮影。その中の帯締を「龍工房」に借りに行きました。月刊アレコレではそれほど沢山使うわけではないのですが、それでもメーカーによっては在庫が無いところもあるんですよ。
Pict2683_1 今月始めに龍工房の展示会に初めて行って来ました。本当に圧倒。ここにきものがいっぱいでも結構な量だろうと思う広さの会場に、埋め尽くされる帯締と帯揚。しかもオーソドックスなものから、遊び心に溢れるものまで。もう、もう、本当に見ていて飽きない多彩なデザイン。驚くほど大胆なのに、どれも決して品を欠くことがない小物たち。
「もの作り」をする人たちの心や、プロの意識、技術が、そのものを通してこちらにズンッと伝わるときがあります。まさに、それ。写真の方は龍工房の福田社長。帯締の話になると尽きることなく、お話してくださいます。しかも、なかなかダンディな雰囲気をお持ちの社長。
返却時に実際にモデルに使う撮影用にと、三分紐3本ほど買い取りをお願いしました。「結構でございますよ」と言いつつみやざえもんが選んだそれを手に、やや思案気。「お急ぎでお使いになるんですか」との問いに「いえ、すぐというわけではありませんが・・・」と答えると、「・・・じゃあ、次にお使いになるときにまた、選びに見えたらいかがですか」、とおっしゃる。
「こちらは高いんですよ」――三分紐は2種類で10本あったのですが、選んだのは、同じ種類の色違い。どうやら良いと思って選んだ帯締はそれなりにお値段もいいものだったんですね。で、福田社長は、備品として買い取るにはもったいないと心配してくださったのです。裕福すぎない編集部(笑)の事情をおわかりになっていたわけではないと思いますが。(笑)
で、今回はあっさり社長のアドバイスに従いました(笑)。この帯締、7/25日発行号の月刊アレコレ「きもののセオリー」で掲載されますよ。

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