襦袢

襦袢が袖口からでるときの応急処置

今日はちょっと裏技……といいますか、

きものを着付け終わったら……

あら?? 襦袢の袖が出てしまう~( ;∀;) 

というときの応急処置をご紹介。

 

そこまで推奨するわけではありませんが、

いまさら着替えなんてできないというときに。

 

襦袢ときものの素材の違いで

“添い”が悪いときがあります。

“添い”とは、例えば、

かたい紬と、柔らかものの襦袢では、

柔らかものの襦袢のほうが落ち感があるので、

両方マイサイズで誂えたものなのに、

紬(や木綿きもの)の袖から勢い余って出てしまう、

というような場合。

 

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なので、「普段着や紬は裄を短め」というセオリーは

いま通用しません。

むしろ、襦袢を使いまわすことを考えると、

長めくらいでなければ何かと不便なのです。

 

で、本題です。

多いのは、安全ピンで留めるというものだと思います。

私は、安全ピンを使うこともありますが、

袖口を両面テープでくっつけてしまうという技?というか、

ごまかしというか(笑)。

 

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ええおべべのときは、

両面テープは注意してくださいませ。

あまり粘着力が強いものは避けるか、

一度、手拭などほかの布地に貼って
粘着力を弱めてから使ってください。

自己責任でね(笑)。

そしてなるべく早めにとってくださいね。

 

385保多織.jpg

 

 

きものは保多織(ほたおり・ぼたおり)の無地。

保多織は四国高松を産地とする

木綿織物。打ち込みが緩いので、

見た目はざっくりした風合いですが、通気性があり、

秋冬(真冬以外)は空気をはらむので温かさがあり、

下着や羽織などで調節すれば

11月いっぱいは十分着られます。

 

打ち込みの甘い分、多少膝やお尻が抜けますが、

それは保多織に限らず、麻や綿織物の特性です。

 

帯はゼブラ風綿紬の八寸。

帯締はリバーシブルで使える三分紐カンタービレ

普通サイズの方なら、帯留がなくても

普通の帯締としても使えます。

後ろの帯のなかでひねって結べば、

水引き(紅白の水引のように、左右色の違う仕様)に。

 

普通の三分紐では短くて使えないという方には、

長尺三分紐としてお使いいただけますよ。

これはかなり感謝されております(笑)。

 

日本橋 龍工房にお願いした

月刊アレコレオリジナル。

頼りなさそうな三分紐ですが、

こちらはがっつり、しっかり締まります。

重い帯でも大丈夫です。

お試しください。

 

月刊アレコレは書店では取り扱っておりません。

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