月刊アレコレ最新号「特集 もっと下駄に光を!」

特集 もっと下駄に光りを!――「表」がある下駄を知る

紋付きで下駄を履いていた時代があった

下駄の粋と本質を知ると足元がもっとたのしい
下駄のポテンシャルはもっとある

月刊アレコレ Vol.236

昔と環境の違いはあれど、これまで、きものの履物というと
草履を中心に紹介することが多かったと思います。
種類の多さと、きものの格や位置づけに合わせたコーディネートは
草履のほうがしやすく、一般的にポピュラーということもありました。

今号は下駄に焦点をあてた初めての特集です。
なぜ下駄かーー? 
そこに、ある小さな疑問や、実際に下駄はどこまで(きものの種類や場所)
着用が可能なのか、というご質問があったからです。

考えてみると「きもの史おもしろ史」で紹介している古写真の中では、
黒紋付で下駄を履いている写真が珍しくありません。
環境や習慣が変わった今日。すべてを昔のように踏襲できるわけではありませんが、
あらためて下駄の歴史や種類を知ると、
いまだから新鮮な下駄の楽しみや、おもしろさ、おしゃれが見えてきました。

今回は北品川の丸屋履物店の榎本さんにも教えていただきながら、
下駄の楽しみをお伝えします。
まず知っていただきたいのが、戦前の下駄事情。
いまでこそ、下駄というと浴衣履き、普段履き、
フォーマルのフォの字もない超カジュアルな位置づけになっています。

……が!戦前までは、結婚式で、黒紋付に下駄を合わせていました。
もちろん、草履もありますが、下駄も珍しくないのです。
その写真がこちら。

明治末〜大正時代頃の御礼集合写真(月刊アレコレ編集部蔵書 無断転載禁止)


明治末〜大正時代期の婚礼集合写真。
右の黒紋付の女性はのめり千両型、左の紋付きの男性は二枚歯の下駄。
さらに、この写真にはほかにもいろいろな見所があるのですが、
その解説は今号、または既刊の月刊アレコレ本誌で。
月刊アレコレ編集人ならではの下駄の歴史や解説、

そして現代の下駄のかたちと分類、22種類も紹介しています。
ぜひお手にとって読んでみてくださいね!

月刊アレコレは書店では売っていません。
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戦後昭和 東北の表付き下駄


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