仕立てとお直しの頼み方ー月刊アレコレVol.205
『月刊アレコレ』Vol.205好評発売中です。
今号の特集は「仕立てとお直しの頼み方」です。
呉服屋さんが持ち込みの(そこで買っていない)
反物の仕立てを断る理由はなにか?
「うちで買ったものじゃないのはやらない」という
そう単純な話ではないのです。
それなりに理由がちゃんあるのです。
また、最近はネットでの依頼も選択肢の一つになり、
仕立て・お直しの料金の基準もちょっと変わってきています。
そのあたりを先駆けて取り上げます。
頼む前のチェック事項なども詳しくご紹介。
取り上げている項目としては、
Q. お店、個人の職人さん、ネット、どこがいいのか迷います。
↓
それぞれ一長一短があります。
例えば敷居を高く感じる呉服屋さんですが、専門店としての
メリットももちろんあるのです。
本誌記事からちょっとだけ触れると、
たとえば和裁士さんというと、和装一般なんでも仕立てられる、
と思っている人、多いですよね。
実は! 着物を仕立てる職人さんと、帯を仕立てる帯職人さん、袴を仕立てる袴職人さんは
それぞれ専門分野での仕立てになるのです。
ご存知でしたか?
もちろん、帯、袴とも仕立てられる職人さんもいますが、
使う道具の違いなどもあり、窓口として受けても
実際は専門の職人さんへ出しているケースが多いのです。
あ、それが良くないというのでは決してありませんよ!
つまり、専門外の仕立てになると、個人の和裁職人さんだと
受けられないこともあるということです。
窓口として受けてくれるところもありますが、
そういう点では呉服屋さんは専門店として
トータルで受けられるという点が長所の一つです。
こんな風に客観的に、そのメリットとマイナス点を挙げています。
参考になると思いますよ。
Q. 仕立て代の高低、その基準がわかりません。
↓
国内縫製、海外縫製という単純な差ではなくなっています。
かつての袷>単衣>浴衣という仕立てランクはすでになくなりつつあります。
新たな基準が設定されて、純粋にかかる手間と時間と、
そして技術料が考慮されるようになってきています。
いまは袷と単衣を同じ料金にしているところが増えています。
それはなぜかーー?
もちろん、価格は安いにこしたことはありません。
しかし、ボッタクリは別として(下品でスミマセン(^_^;)
なんでも安いなり、高いなりの理由があるのです。
「月刊アレコレ」は着る人の味方ですが、「お客様は神様」という視点ではありません。
頼む側もある程度の知識や情報があったほうが納得のいく発注ができるし、
逆に、小売り店や関係者に「それ、必須?」という提言もします。
この辺は絶対ほかで扱わない、月刊アレコレならではの記事だと思います。
ぜひ、仕立て代の最新情報をチェックしてくださいね〜。
Q.買ったお店でないところで仕立ててもらえますか?
↓
先にも言っている通り、自店で買わないお客しか仕立てない、
というそう単純な話ではありません。
この辺は、「呉服店へ仕立てを出す時のコツ」として、
気仙沼たかはしきもの工房の女将・髙橋和江さんに伺っています。
なるほどと納得がいく理由があるのです。
ぜひ読んでね。
そして、ほかにも、
Q.木綿や麻の仕立直しもできますか?
Q. お直しか、洗い張りで仕立直しか悩みます。
等々のお答え、あります!
また、関連して、お気軽と思っている直しは、
ほんとうにお気軽なのか?
今回は、「東京キモノショー」の和裁職人大賞の星を獲得した
実力派職人さんたちのご協力を仰ぎ、
仕立てる側としてこんな情報をもらえるとうれしいです、
というその情報の中身や、これはちょっと困る、まで。
月刊アレコレならではの取材です。
仕立て、お直しを考えている方。
ぜひ参考になさって下さい。保存版ですよ。
月刊アレコレは書店で売っていません。
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