取材

「グレイヘア」を選択した人が若々しい理由

今回の特集「グレイヘアときもの」。

前後編でお届けしますが、取材をしていて、

特集テーマ以上にいろいろなことを

感じ取りました。

 

 

ちょっと、そこをお話したいなと思います。

本誌にも書いていますが、

皆さん、とても若々しくチャーミングです。

 

染髪していた頃の写真も拝見したのですが、

個人的には現在のほうがその人らしい、

魅力を感じました。

 

“若い”という形容詞はこの場合、

適切ではないかもしれませんが、

取材した6人が6人とも若々しい。

そう感じるのです。なぜだろう?

 

 

……思ったのは、スポーツでいうところの

「クラスが違う」からではないかということです。

 

ちょっと語弊があるかもしれませんが

20〜60代枠に在籍していると、

20〜30代のほうが若いのは当たり前です。

 

しかし、グレイヘアクラスだと、ジャッジは別です。

一般では白髪に対して「生活感・老け感」

というイメージもあると思います。

 

そこを前提としていると、

そのクラスで自分磨きをしている方は

とても「若い(若々しい)」と感じるのだと思ったのです。

 

失礼な分析のように感じられるかもしれませんが、

決してそうではありません!

 

なぜなら、グレイヘアなら誰でもそう見えるわけではなく、

自分を自然体で受け入れることで

「若く見えるレース」からは卒業して、

次の大人のクラスで自分を磨いている――

ということなのです。

諦めとか惰性ではない意思があり、

結果、若見えするという事実。 

 

 

「時間は通り過ぎるものではなく、積み重ねるもの」

というのが私の持論なのですが、

ちょっと忘れていた持論思い出し、

あらためて、そうありたいと思った取材でした。

 

 

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