きもの

絶対行くべし!トーハク特別展「きもの KIMONO」2020

先般、東京国立博物館が来年、空前絶後の

「KIMONOきもの 特別展」を開催するにあたっての、

報道発表へ行ってきました。

 

 

これは、もうきもの好きなら絶対行ってほしい

行くべき展覧会です!

 

室町から明治大正昭和までの、国宝4点ほか、
重文も多数展示される壮大なきもの展です。

 

まずは第1章 モードの誕生

室町時代〜江戸時代

目玉は国宝の「観楓図屏風(16世紀)」

(→後期展示)がでます!

ほかにも、京都国立博物館所蔵の安土桃山時代の重文の

練緯地四季草花四替模」(→前期展示)など。

 

海外からはメトロポリタン美術館から初里帰りの

「誰が袖屏風」も展示されます。

 

「誰が袖屏風」はいろいろあるのですが、

あの衣桁にきもの(小袖)がかかっている構図を

言い表したものです。

今回のメトロポリタン美術館のものは

初里帰りなのです!

 

 

第2章 京モード・江戸モード

京都のファーストレディたちの装いや、

島原、吉原の遊女たちが牽引した流行を

きものや浮世絵に見ることができます。

この時代は尾形光琳や浮世絵師たちの図案や美人画が

大きな影響を及ぼした時代です。

 

 

現代の振袖にもその図案が写されよく知られる熨斗目模様の

「重文 振袖 紅紋縮緬地束熨斗模様」(→前期展示)

菱川師宣「見返り美人図」(→通期)など。

 

 

 

第3章 男の美学

戦国武将の衣装や、若衆の振袖、火消し半纏などが出展。

信長、秀吉の陣羽織、家康の胴服など、トーハクから門外不出。

トーハクでしか見られない3武将の逸品が並びます。

 

「火消番点紺木綿地人物模様」(→通期)裏が迫力。

入れ墨に通じる精神が見て取れます。

「重文 振袖白縮緬地衝立梅樹鷹模様」(→通期)

小振袖だけれど、男物。当時、「若衆」の存在は

特殊な風俗によることが少なくなかったのですが、

誰が着たものは定かではないにしろ

色柄鮮やかで、鷹というモチーフに少年(青年)が

感じられます。

 

 

 

第4章 モダニズムきもの

文明開化の明治以降の、西欧趣味が流入したきものが並びます。

明治時代はまだ地味ですが、後期、化学染料が入ってきて、

大正時代にはその恩恵を受けた、鮮やかな色彩で

モダンなきものが並びます。

まさに池田重子さんの世界。

 

 

 

第5章 KIMONOの現在

最後は、現代の作家や岡本太郎など

美術家のきものコレクションが並びます。

 

 

さて、展示内容はお腹いっぱいになるくらいの充実ぶりですが、

実際にはお腹いっぱいになるほど、

会場でゆっくり堪能できるか……

というのが心配なワタシ。

なにしろ昨今の美術館の混みようと言ったら、

1時間以上並ぶなんてザラです。

しかも、巡回がないということは、

怒涛のようにトーハクに人が押し寄せるわけです。

 

が!

トーハクがうれしい企画も用意してくれていました。

その名も「プレミアムナイト鑑賞券」!

2種類あって、

  • 広報大使IKKOさんと担当研究員によるトーク(チケット・図録含む)
  • 422日(水) 18:30 21:00

6,000円 300名限定

 

  • 担当研究員のレクチャー(チケット・図録付含む)

  2020416日(木) 18:00 21:00

   5,000 600名限定

  18:30 19:00 レクチャ1回目(18:00 受付始)

  19:30 20:00 レクチャ2回目(19:00 受付始)

 

チケットは1700円(前売り1500円)

図録は多分25003000くらいでしょうか。

もしかしたら3500位かもしれない……。

しかも混む時間帯を避けてゆっくりられる。

これはどうしたってお得でしょ!?(笑)

 

私はしっかり申しみました。

のようなのでお早めに。

 

#トーハクきもの展 #東京国立博物館特別展きもの #トーハク空前絶後のきもの展 #特別展KIMONOきもの 

 

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