ロシア人尺八奏者Pavel Io(パヴェル イオ)さん、テレビ出演
8月12日、TBS「メイドインジャパン」(夜7時から放映)で、
昨年月刊アレコレきものびとで取材した、
ロシア人尺八奏者のパヴェルさんが出演します。
昨年5月発行 月刊アレコレVol.154では、
芸大の大学院邦楽科に通いながらプロの尺八奏者として
活動するパヴェルさんの尺八との出会い、
きものの話をご紹介しています。
お母様が音楽教師で、幼い頃から音楽環境が身近に
あったというパヴェルさんが、
尺八に出会ったのが17〜18歳の頃。
あるドキュメンタリー映画を観た時、
そのオープニングで流れた、
地球をイメージした音楽がとても印象的で、
「これはなんという楽器なんだろう!?」と
ものすごく心惹かれたことが、発端だそうです。
↑取材中もきちんと正座するパヴェルさん
それが尺八と知って、すぐにネットショップで
購入したといいます。
見たことも聞いたこともない日本の、
それも伝統楽器に心惹かれて、
ロシアの十代の若者が手にするなんて、運命的です(笑)
実際、パヴェルさんは、
「私が尺八を選んだというより、尺八が私を選んだと、
もしくは招かれたと思っています。」というパヴェルさん。
確かにそうかもしれません。
それから独学で、さらにはモスクワ音楽学院の中に、
たまたま各国の民族の古典音楽を
教える教室があり、そこで学ぶことができたそうです。
このほかにも、大学では英文学を専攻していたパヴェルさんが、
異国の古典的な民族楽器とつながる
ミラクルがたくさんあったといいます。
そして日本人の奥さんとの結婚を機に来日。
東京芸大大学院邦楽科の修士課程で研究をしながら、
プロの奏者としても演奏活動をしています。
あ、今年はもう卒業かな?
因みに奥さんも音大で教える箏の奏者です。
パヴェルさんは日本語がまったく不自由なく流暢。
演奏の依頼なども、マネージャーをつけることなく
全てご自分で対応するそうです。
「じゃないと仕事になりません(笑)」
機会があったら、聴いてみて下さい。
当日、FBでアップした撮影の動画です。
音色もちょっとだけ。