月刊アレコレ

月刊アレコレ最新号は、「しゃれ黒羽織特集」!

月刊アレコレvol.137、発行しました。

 

 

特集は

「しゃれ黒羽織が来た!——きもの4枚分の価値があるしゃれ黒羽織」。

前にも予告編的にこちらのブログでもお知らせしています。

 

なぜ黒羽織なの? 普段着ですって!? 

しかも「しゃれ黒羽織」ってなに?

 

というかたのために、月刊アレコレ的根拠を述べております(笑)。

ぜひ、こちらもご覧ください。

 

いちおう、しゃれ黒羽織の定義をご紹介しておくと、

おしゃれで着る黒羽織、

またはおしゃれ用に作った黒羽織を

月刊アレコレでは「しゃれ黒羽織」とネーミングして、

7~8年前から、提案しています。

 

そして、今回の内容をちらりとご紹介。

「きもの4枚分」の価値のしゃれ黒羽織。

本誌では4タイプのきものでコーディネートをして提案しています。

とにかく、苦手な、これどうやってきたらいい?なきものが、

すんばらしい(笑)おきものに

変身するのでございますよ♪

 

■歳時記を楽しむきもの。

しゃれ黒羽織のクラシックで上品な佇まいは、

日本の歳時記にあわせた着こなしにピッタリ。

今号では「お正月コーデ」で紹介しています。

節分や、桃の節供、秋冬なら重陽の節句、顔見世歌舞伎、お酉さま等々。

ヘンな言い方ですが、

  日本人が、あそび心をもって味わう「日本人気分」

の装いです。

そして!! 特筆すべきは! この歳時記の雰囲気に! 

あの!(←しつこい(^_^;)

昭和なオレンジが素晴らしくマッチするのでございますよー。

 

当時、母親という生き物は、

娘には柄の中にオレンジ色があり、

八掛はオレンジのぼかしをつけたがったものです(苦笑)。

いまや、どうにもこうにも着にくい昭和オレンジな小紋が、

しゃれ黒羽織とあわせると、

もう!ほんとうにステキになっちゃうんです(涙)。

こちらもぜひ、本誌でみてください!

眼鏡で、髪をひっつめて、ちょっとジミーな事務系女子が、

髪をおろして、眼鏡を外したら

いきなりキュートでセクスィー(笑)な美女に

大変身したみたいな(笑)。

でもそんな感じですよ~。(≧∇≦)

 

■洗練カジュアル

民芸調のきものが苦手という方、少なくないですよね。

カジュアルきものでも、ちょっと着こなしが難しい

民芸調の絣や縞格子にしゃれ黒羽織を合わせてみてください。

黄八丈をあわせたらびっくりの可愛さ、洗練度。

 

    ↓この黄八丈にしゃれ黒羽織を着るだけで、

 

 

 

 

どーです!

激しく(笑)カッコよく、かわいくないですか!

 

コレをみて着物好きなカメラマンさんが

「この黄八丈って売り物じゃないんですか?」「違います(^_^;)

「黒羽織ほしいかも」「つくってください(^_^;)」

 

 

■品行方正な大人時間に

なにやらの記念パーティや祝賀会。

あるいは入卒などのシーンは、

相手を慮(おもんばか)った装いが必要です。

無地のきものとしゃれ黒羽織があれば、

小物使いで場の雰囲気にあった、

それでいて自分らしい装いができますよ。

 

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■若い頃の色柄でも黒羽織で引き算ができます

もう無理よね~という色柄。

母親は娘にはとかく昭和ピンク、昭和オレンジを選びたがるもの。

でもいまとなってはもう着られない……というかたは、

しゃれ黒羽織を合わせてみてください。

きものの分量を減らしてくれるだけではなく、

エッジの効いたしゃれ黒羽織の黒が、

モード系・クール系なイメージを出してくれます。

こちらのコーディネートは

「梅屋」のミックスベリーボーダーとのコーディネートで

紹介しています。めちゃカッコイイですよ!(≧∇≦)

 

 

ところで、このしゃれ黒羽織でいつも出る質問があるので、

Q&Aとしてまとめておきますね。

 

Q. 紋付きを普段着に着るのですか?

A. 基本、紋付きは礼装(または略礼装)に用います。

しかし、「しゃれ黒羽織」は

「装いとして、ファッション」で楽しむ着方として

提案しているので、「紋」もカッコイイ装飾デザインの

ひとつとして見ています。

黒がエッジが効いた今どきらしい

ファッションとして新鮮なんです。

 

Q. でもやはり紋が気になります。

A. 本誌では、子供の背守りのような

「押し絵型」も紹介しており、これは家紋の上に

かがり縫いをして伏せます。

洒落紋の代用として使い分けできます。

詳細は本誌で。

 

Q. 黒羽織は喪服ではないのですか?

A. いえ、違います。略喪として着用することもありますが、

喪服ではなく「紋付き」という呼び名が正しい。

ですから紋付きの黒羽織は晴と褻(ケ)様々な式に着用します。

また黒羽織ではなく、長着のほうの紋付きは宝塚歌劇団の式で、

袴をつけて着用することはよく知られています。

 

Q. 家にある丈の短い黒羽織でも大丈夫ですか。

A. できれば長羽織をオススメしますが、

合わせるきものと体型でバランスがよければいいと思います。

なぜ長羽織かというと、短いとちょっと古い雰囲気が否めないのと、

黒の分量が少なめで、現代の美意識からすると

黒のカッコよさが活かせないからです。

 

 

 

エルメスのスカーフを羽裏に、

バラの刺繍の洒落紋を入れた黒羽織は、

最初から式服としてではなく

「しゃれ黒羽織」として作りました。

 

撮影でお借りした着付け師さんの黒羽織は、最近作ったもの。

法事があり、コレを機会に喪用に色無地を

作ろうかと考えたらしいのですが、

「そうだ! 黒羽織をつくろう!」と思いたち、

一つ紋付きの黒羽織を作ったそうです。

きものは江戸小紋や渋めの小紋でOKです。

そして「しゃれ黒羽織としても着よう!」。

 

これって、新しくないですか?

押し絵型を使えば楽しみも広がります。

一粒で3回おいしいみたいな。

 

他にも同じようにエルメスのスカーフを羽裏に

黒羽織を作ったかたたちも紹介しています。

この方たちは紋なしの、黒羽織として作っています。

 

 

作り方は様々ですが、

「しゃれ黒羽織、カッコイイ!」といういまどき感、

「目からウロコ」とおっしゃる方もいました。

 

ぜひぜひ、新しいこと

きもののおしゃれな事を提案する月刊アレコレ、

ご覧くださいね。

 

 

きもの大好き、きものを実践する編集人がつくる

月刊アレコレは、コーディネートが楽しいきもの雑誌。

着る人の実感と検証をもとに参考になる記事を

お届けしています。

月刊アレコレは書店では売っていません。

年間講読で毎月お届けします。

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来年の募集も始まりますので、

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