しゃれ黒羽織があれば、きもの4枚分の価値あり!
ただいま、次号「月刊アレコレ」、
鋭意制作中。
で、次号の特集。
「しゃれ黒羽織が来た!」
そう、来たんです。来ているんです。
しゃれ黒羽織!
え? それなに? なかたも、いますよね。
しゃれ黒羽織は!
はい、いわゆる黒羽織です。
はい、そこ、がっかりしないでくださいね(笑)。
黒羽織は、紋付きの黒羽織
つまり略礼装として着る、あの黒羽織です。
祝儀・不祝儀で、一張羅さえなくても、
この紋付きの黒羽織を羽織れば、
天狗の箕のように、姿を消せる…じゃなくて(笑)
下に着ているきものが紬だろうが、木綿だろうが、
略礼装になり、その場へ顔を出せるという
超便利な、免罪符。
江戸時代は、貧しい農村や長屋では、
誰かが持っているものを借りて、
ほぼ共有状態で間に合わせたと言います。
この辺りを掘り始めるとまたまた
とてつもない横穴を掘ってしまうので(笑)
今日は割愛します。(残念ww)
で、その黒羽織を略礼装としてだけではなく、
普段に着ましょうという提案です。
え!?
と、ここで怯(ひる)むことなかれ(笑)。
この、おしゃれで着る黒羽織、
またはおしゃれ用に作った黒羽織を
月刊アレコレでは「しゃれ黒羽織」とネーミングして、
7~8年前から、提案しているのですよ。
いままでにも2回紹介しています。
今回3回目。
ここへきてまた問い合わせが増えたからです(^^)
なので今回は本格的に特集で取り上げました。
ところで、なぜ黒羽織か?
- 黒が現代のオシャレ感にマッチしていること。
- 黒の分量が既存のきものに新たな魅力を吹き込むこと。
- もちろん、略礼装でも使えます。(紋付きにした場合)
- ↓鏑木清方の「築地明石町」の黒羽織がステキすぎるから(笑)。
でも条件があります。
できれば……というか、マストというか……
長羽織であることがベストです。
8年前に提案した時に
「しゃれ黒羽織」として作った黒羽織は、
・寝かせていた無地の反物を染め替えて
(小紋などでもお仕立直しできます)
・バブルの時代の遺産(笑)エルメスの羽織を羽裏に使い
・バラの刺繍で洒落紋を入れました。
それがこれ。
これを月刊アレコレで紹介して、
さっそく作った方が結構いるんですよ。
その方たちの「しゃれ黒羽織」も紹介しています。
お一人は可愛い襦袢地を、
もうお一人はやはりエルメスのスカーフを
羽裏に、お手持ちの反物を染め替えて
お作りになっています。
とにかく!しゃれ黒羽織があれば、
きもの4枚分の価値があります。
その具体的な着用例を
コーディネートとともにご紹介。
これは絶対みてほしい!
あの黄八丈が!(民芸調きものを克服!)
あの昭和なオレンジ八掛の小紋が!
若かりし頃のハデきものが!
もちろん、略礼装としても!
月刊アレコレ次号、お楽しみに~!
いつもきものの楽しいこと、新しいことを提案する「月刊アレコレ」。
ぜひぜひお手にとってみてください。
発行は12月5日。
月刊アレコレは書店では売っていません。
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