月刊アレコ 最新号は注染手ぬぐい!
月刊アレコレ vol.131 発行しました。
で、ここでびっくり\(◎o◎)/!
なんと前号最新号のご案内から
更新していなかったナマケモノがいたようです。
すみません、お前だよってハナシです(;´д`)トホホ…
まじめになります~。
で、今号は「手ぬぐいワールド」。
注染のおもしろカワイイ江戸手ぬぐいを紹介。
メーカーさんから手ぬぐい専門店まで紹介。
もちろん、手ぬぐいもいろいろ。
さらには、イラストレーターで和キッチュオーナーの
ぺたこさんこと、石橋富士子さんに、
手ぬぐいで作る簡単バッグと、懐紙入れを
教えていただきました。
懐紙入れは折り紙のように折って、
両端をザクザク縫うだけ。
解けばまた手ぬぐいに戻るエコ仕様です。
表裏のない「注染手ぬぐいだから作れる」
懐紙入れです。
話はちょっと変わりますが、
かつて、浮世絵は美術品として
全く認められていませんでした。
版画ですから、いってみれば印刷物。
何百枚も同じものが刷り出されるわけです。
明治維新以後、日本に上陸した異国の人々にとっては、
何百年も鎖国をしていた国の、
いかにもエキゾチックでミステリアスな雰囲気が伝わる
格好の土産ものだったのです。
なかにはいち早く、浮世絵のユニークさに目をつけ、
コレクションする外国人も多数現れました。
それが、現在、貴重な浮世絵コレクションが
海外に多いという結果になっているのです。
ましてや、温故知新で過去の遺産を整理する美術界においては
江戸時代は時系列ではまだまだ最近。
“古い”ということが大きな価値基準だったのです。
江戸時代が注目を集めるようになったのは
つい最近といってもいいくらいです。
で、何がいいたいかといいますと(笑)、
注染の手ぬぐいって、浮世絵みたいだと思う、
というハナシです(笑)。
それも、私が思うだけなのですが(^_^;)
庶民の日常に入り込んだ敷居の低い雑貨です。
まったくもってタオルそのものの役割です。
しかし、だんだん違う価値観の中で
デザインされ、製造されて、
再び注目を集めるようになりました。
そういう意味では浮世絵のように
レッドリストに乗る前でよかった(笑)。
もちろん、浮世絵と違ってまだまだ商品としては出回っています。
でもゆかたが長板から注染にとって代わったように、
注染もいまやインクジェットに押されてはじめていますが、
時代の流れと足早な文明発達の中で暮らすということは、
そういうものを受け入れることでもあるのです。
だから、今回は注染手ぬぐいに特化した特集になりましたが、
プリント(インクジェット等)が
悪いと言っているわけではありません。
そもそも私たちがそういうものを求めるところから
端を発するものなのですから。
ただ、なんでもそうですが、
違いを知って好きなほう、目的(事情)にあったほうを
選べばいいと思っています。
なので、今回は注染手ぬぐいを取り上げることで、
プリントとの価格の差や、品物の違いを
理解していただければと思いました。
いつもながら、大分脱線してしまいましたが(笑)、
とにかく手ぬぐいは優秀な働き者ってことです(≧∇≦)
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