月刊アレコレのイベント

「呉服屋さん探検隊」

 

本日、さすが晴れオンナみやざのイベント。ww


昨日の天気をすっ飛ばして好天に恵まれた土曜日。


「呉服屋さん探検隊」@蒲田ひつじや呉服店 定員をオーバーしての開催になりました。


(今回、お断りした方にはほんと、申し訳ない。第二弾も企画しますのでお待ちくださいね)


 


JR蒲田駅から徒歩3分。サンロード商店街のアーケードを入って一つ目の角。左へ抜けるその方向を見るとほとんど目の前の角に(正確には角から2つ目)ひつじや呉服店があります。


「こんな下町の汚ったない店によく人が集まったね」「酔狂な人たちだね」とか何とか、ちょっと照れも入った店主独特の節回しの言葉です。ww


呉服屋探検隊
呉服屋探検隊
 


しかし口は多少(かなり?ww)悪いが、きものを愛すること、
そしてきものを語らせたら止まらない、止まらない。


 


12/4に「着る人委員会」特別イベントでも歯に衣着せぬ本音トークに興味を持たれた方が多数いらっしゃいました。
それもあってか、あっという間に定員を超えるお申込みをいただきました。


 


「呉服屋さんが怖い」―― まるでホラーのタイトルの用に繰り返されるセリフ。ww


そして「敷居が高い」と。


でもそれって、呉服屋さんだけでなく、
着る人もすでに自分の中に垣根を作っているのではなかろうか――
そんな思いもあり、「着る人委員会」アンケートで出てきた要望、
「数を頼みに呉服屋さんに行ってみたい」という声を取り上げた次第です。
まずはひつじや店主 上田氏のお店の紹介。そしてスタッフの紹介。
傍らで、エプロンをして鼻緒やら、襦袢やらを直している「長年助けてもらっている」というフタッフさんがきものでトンテンカンテン、しています。
呉服屋探検隊
ひつじやは1階と2階があり、1階に置いてある商品の説明。
1階はとてもリーズナブルな商品や、目玉を陳列しています。
といっても、そのアイテムとの価格の設定には、ちょっと驚くところがあります。
ま、「ここで買って」という宣伝イベントじゃないのであまり触れませんが。
(もしかしてそこが皆さん、知りたいとこ?w)
1階は――というと、じゃあ、2階には何が? となります。
フッフッフフ この2階がお宝の山なんですww
で、トントンと案内されて2階へ上がります。
呉服屋探検隊
どこの呉服屋さんもそうですが、商品が焼けないよう、また傷まないよう、遮光しています。
衣桁にかけられた訪問着や、振袖や襦袢や帯。
写真右側に並んでいる平たい箱はすべて帯。大人の腿の高さまできれいに、
一定にずらして重ねられています。
ここで、ひつじや店主が、きものを扱うということ、 呉服店を営むということ、
若い頃からの考え方の変化等々を忌憚なく話して下さいました。
若い頃は「売ること」にやりがいを感じていて、「売れることのおもしろさ」で仕事をしていたと言います。「若い時って、そういう時期があるんだよね」と。
多分、呉服業に限らず、「仕事をすること」のその本質や内容が、
若い頃と経験を積み、苦労した年代とは違ってくるというのは頷けます。
自分に酔うーそういう時期って、ありますよね、怖いもの知らずの若さ故もあり。
ただ、いちばん肝心なことは、それが誰でも年をとっただけで訪れる変化かというと、さにあらず。
ここがいろんな意味での呉服屋としての「分かれ道」になるのでしょうか。
もちろん、若い店主がすべて「自分に酔っている」店主とは限りません。
当時はまだ売れたいい時代でもあったからなおさら、そうだったのでしょうね。
そんな自分の中の変化を話しつつ、きもの、伝統文化、もの作りの技へグインと傾倒していき、
自分で商品を探すようになったのが、この店主です。
探検隊
上田氏が仕入れたたくさんのお宝を、アレコレと探しながら見せて、説明してくださいます。
ここで、ちょっと触れておくと――
通常呉服屋さんは問屋さんから商品を仕入れます。誰でも知っていることです。
一呉服店が日本中を旅して(笑)これと思うものを探す仕入れ行脚にでることは、
なかなかできないことゆえ、そこが商品を集める問屋業としての役割になります。
しかし、逆にいうと、そこの商品はすでに問屋の目で仕入れられているということ。
本当に自分の目で、自分の感性で仕入れたいと思っても難しいものがあります。
また、昔は問屋さんを飛び越して仕入れることに対するタブー感が、
お互い暗黙の不文律みたいなものであったりもしたのです。
お互いの付き合いがあるので、それは今でもありますが以前ほどではないと思います。
それはある意味、いまはもう商品が激減しているからです。
職人さんがどんどんいなくなり、メーカーや工場も潰れたり廃業しているので、
生産している商品は点数も、アイテムも限られるのです。
そこで、商品を本気で揃えたいと思っている呉服屋さんは取引のある問屋さんとは別な問屋さんを探したり、自分で情報を集めたり、伝を使ったりしながら探す、もしくは別注で作るということになります。
そのためには仕入れる目が必要になります。もちろん信頼関係も構築しなければなりません。
ひつじや店主も昔からそうして、いまもう作る人がいないレアな商品を自力で仕入れているのですが、普通より「集める(仕入れる)」ことに特化しているのが、この店主です。
自分で、「もうここまでくると、趣味だね」と苦笑いしながら言います。
呉服屋探検隊
さらには、先に触れた別注。この点でも他店より特化しています。
店主が作家にオーダーするということはプロデュースするということです。
ひつじやオリジナルが非常に多いのも特長。
「他と同じ物を扱ってもしょうがない」し、「女性を上品に目立つきもの姿にしてあげたい」し、「職人さんも残さなきゃいけない」、
だから、「なんだかんだ言っても買わなきゃ、技術も、きものも、文化も廃れるのよ」と、誤解を恐れず言い切ります。
手にした桐の箱に入っている帯も、すごい作家さんに別注したお宝帯です。
その作家さんがまだ新人の頃に作品を見て「体中に震えがきて」、即効、取引をする様になったといいます。
いまや大きな賞を幾つも獲るような大御所です。
まだまだ、止まらない(日本ときものを愛するがゆえの)店主の愛すべき毒舌。
参加者もあっという間にひつじやワールドに引き込まれています。
そして時間もあっという間で、店の仕事もあるのに店主を次の食事会の場へ引っ張って行っちゃいました。
呉服屋探検隊
hituji Kitchen ひつじキッチン。ご子息がオーナーの店へ移動。
食事も美味! そして存分にきものの話を聞いた皆さんの感想は、
「おもしろかった!」「素人でもひつじやさんの知識の広さと深さがわかる」と。
一呉服屋さんではでありますが、少しは敷居が低くなったかな。
今回のまとめ。間口は狭くとも、懐に飛び込むことで敷居は低くなる。
(別翻訳:店主が強面でも自分から自然体で飛び込むと、呉服屋さんは受け入れてくるよww)
で、懐が狭そうな呉服屋さんは、はい、削除しましょうっw。
皆さん、お疲れ様。ありがとうございます。
また面白い呉服屋さんを探検にいきますので、ご期待くださいね。^^
探検隊
ところで、本日、ご家族で、可愛いお嬢さんと参加いただいた方も。
めちゃめちゃ、可愛い♡ きもの姿のお嬢さん!


 


 

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