月刊アレコレのイベント

プチな「アレコレキモノトーク@博多」楽しすぎーー♡

 

先週末、急遽、取材となり福岡へ行って来ました。
取材の目的は3つ。


 


1つは、月刊アレコレ連載中の「新・きものの基」技術編で博多織りを取り上げるため、現場での取材を敢行。


2つ目は、現地福岡で「きものびと十人十彩」を取材するため。


3つめは、いまアレコレが取り組んでいる、着る人が参画するもの作りプロジェクトで、昨年「着る人委員会」イベントでも意見を聞き、メンバーの意見を取り入れて調整したオリジナルの博多帯が織り出しをはじめているのです! モノになっているですよ、皆さん!ww で、その撮影と取材。


 


でもね、行くからには「とことん福岡」、すべてを味わいたいワケです(笑)。


で、こちらも急遽の、プチな「アレコレキモノトーク@博多」を企画しました。


カジュアル着物文化が盛んな福岡。地元のきもの人の声を聞きたいじゃありませんか。


そんなこんなで、会場もお洒落でこじんまりした老舗のお茶屋さんを紹介いただき開催しました。
          光安茶舗


皆さん、お天気が心配だったのですが、きもので来て下さいました。


あ、ただね、いつも言うのですが、それぞれの都合があります。その日はきものを着られないから参加できない、という発想はやめてね、いいコだからww


ファッションとして、自分が着たいときに着る、着られるときに着る、で、いいじゃないですか。


もちろんきものを着ていける場として捉えていただけたら、それもうれしい。


でも着なくてもその空気を共有する楽しみ方があったっていいと思っています。


なので、月刊アレコレのイベントはきものが必須ではありません。 


でもその日は皆さん、それぞれ工夫を凝らした装いでした。
             キモノトーク博多


今回のキモノトークのテーマは、


「着付けというものの考え方・セオリーやルールの捉え方・自分手入れの尺度」と3つを、


順を追ってお話させていただきました。


基本はいつも“きものを愉しむために”知ってほしい、或いはとらわれないでほしい、そして知恵と工夫を下敷きにしたお話です。


ところで――福岡の方って、あまり羽織を着ないんですね。参加者でも羽織だった方はお一人だけ。


でもその方はつい最近まで東京にお住まいで福岡に引っ越しばかりの方。


うーーーん、羽織文化は関東?


福岡きものトーク 
存知、多奈ゑりさん。

福岡きものトーク


宮崎美子似なんですよ、こちらの方は。ww




福岡きものトーク 


ファッションだから、豹柄もあり!



福岡キモノトーク 


大島紬に唐辛子の帯。




福岡キモノトーク    


この季節の白も新鮮だわあ~。


 



ちょっと出し惜しみの後ろ姿。なぜなら、月刊アレコレ街コレで紹介したいからww


時間がなく終了して直ぐに帰られた方もいて、全員撮れなかったのが残念です。
ご参加くださった皆さま、ほんとうにありがとうございます。
福岡良いとこ、また行きまーす。遊んでくださいねーー。
ところで、今回のお楽しみのもう一つは、会場となった創業290年、同じ場所でお茶屋さんを営んでいる、呉服町の「光安青霞茶舗」さんのお茶セット。
3年前までは戦前の建物で営業していらしたとのことですが、西方沖地震のときに古い家屋の梁が完全にずれて営業が難しくなり、いまのビルに建て替えたとのこと。


そのときに、お茶を楽しめるカフェ空間もお作りになったそうです。


でも甘味喫茶というのではないので、みつ豆やくず餅の類はなく、あくまで緑茶を愉しむためのメニューで、お茶を日本酒のように茶葉の銘柄で注文するようになっています。
      光安茶舗
カウンター席にある茶釜から湯を汲み、湯さましへ入れます。
茶葉により湯温や蒸らす時間が違います。ちゃんとタイマーを用意してあります。
この日はお願いしたお茶は「白茶」。一番茶の芽が白い、珍しい品種だそうです。
いわゆる突然変異で出た種を挿し木して増やしたと言います。
しかしいちばん茶を摘んでからの2番茶は普通の緑の葉っぱになるというから、不思議ですよね。
この「白茶」を一煎目をお茶エスプレッソでいただきます。
もうもうもう茶葉の、香りと甘みと旨みと味わいが凝縮された一服。
ほんの一口分だけの抽出ですが、これが感動的に初めての味です。
     光安茶舗
12代目店主 光安さんが気持ち良い所作と手順で煎れてくださる白茶のエスプレッソ。


そのお茶をより愉しむための菓子として用意された6~7種類(だったかな?)の中から好きなものを2つ選べるようになっています。
1つじゃなく2つってところが、オンナゴコロをくすぐるわ~ww
そしてこのお菓子がまたすごい。その辺のスイーツSHOPのレベルを超えています。
特にびっくりのオススメは、抹茶生チョコ。
     
 
     


で、これがオリジナルで、すごい! 美味! 
「スイーツのお店に取り扱ってもらえないかと相談したけれど、コスト的に合わない」と言われて、自店でオリジナルとして注文して作ってもらうようになったのだそうです。
皆、絶賛。



 


ここ、絶対オススメ茶舗です。
呉服町駅から徒歩3分ほど。ぜひぜひ行ってみて下さい。
中洲あたりとか、博多座へ行ったら足を伸ばしてみてください。すぐ近くです。
福岡、また行きてぇーーー。
誰かイベントとかで、呼んでください。ww

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