日記・つぶやき

池田重子 日本のおしゃれ展

ikedasigeko
池田さんとは20代にお仕事をご一緒させていただき、
結婚式にも来賓で出席いただきました。
そんないろいろご縁があって、昨年まではトップページに池田さんの「日本のおしゃれ展」の図録から、池田さんコーデをご紹介していました。
初日にいらしていたようですが、お目にかかれなくて残念!


もう言わずもがなのため息連発。
何しろ、現在のカジュアルきものが主流であることや、大正・昭和初期テイストが人気になっているのは、間違いなく池田さんから始まっています。
きもののおしゃれを現代っ子に再認識させてくれた池田コーデです。


きもの、帯、そして細やかな細工がなされた帯留や簪、持ち手に施された細工や装飾が美しいパラソル。
本当に昔の人たちは、いまの私たちが洋服を楽しむのとまったく変わりなく、むしろそれ以上の〝体重〟をおしゃれにかけていたんだなあと、感動します。
比べたら、現在の私たちのきもののおしゃれのほうがよほど、自由じゃない。何かに縛られている感が強い気がします。


感度が高いよねー。ただ、ひとつ、言えるのは、展示会で見る素晴らしいアイテムのほとんどは庶民のものではないと言うこと。
現在、庶民が(ですよね、失礼じゃないよねw)楽しむカジュアルきものは、
そういう意味ではやはり〝平成〟の〝私たち〟もきもののおしゃれとして確立していくのだろうと思います。
また、時代の空気を呼吸するのがファッションだとしたら、
そうあるべきとも思うのです。


もっともっとタノシミが眠っているんじゃないかな、きもの。
目覚めよ、きもの。

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