取材

最新号63号のきものびと、シーラさん。

しーらさん
もう皆さんのお手元に届いていると思います。『月刊アレコレ』Vol.63
「きものびと十人十彩」は、ご覧の十文字学園女子大学准教授 シーラ クリフさんです。(写真/毬詠 野庵
プラチナブロンドが素敵な生粋の英国人です。
最初、彼女を見たのは白瀧呉服店の文化祭のとき。友人と来ていたシーラさんはきもの姿だったのですが――、
 キラリーーン 見る  編集仕掛け人みやざは、見たっ (市原悦子か)
シーラさんのきもの姿は、よくありがちな「日本をちょとかじった」観のあるそれとは違っていました。
その日一緒だったスタイリストの彩詠さん、ライターの雨宮さんの「はじまったよ~」顔を尻目に(笑)、突撃隣りの晩ご飯的インタビュー。
そのときはさくっとだけお話を伺い、これは「きものびと十人十彩」の取材」しかないと、アポ取り。いつもは「ちゃうもん」と真っ向否定する、ところ構わないオバサン的資質を存分にさらけ出す編集人なのでございました。^^;
なにしろ、みやざの目に狂いはございませんでした。
やっぱり来日二十数年。来日2年目にして伊勢丹で訪問着を買ったというシーラさん。
そのときは「仕立代、裏地、小物、何も知らないから」最終的に20万円の買い物になり、しかも「紙きれ1枚しか渡されない!」(伝票ですね^^;)とまたまたビックリしたそうです。
20万円20万円と呟いて握り締めて帰ったといいます。カワイイ。
きものが仕立て上がってきたら、そこでシーラさんまたもある壁に遭遇。
事実に基づいて構成したというパターンのTV番組だと
「えーーーっ!?」「そんな!」……と顔を両手で押さえて首を振りながら叫ぶシーンですナ(笑)
何が壁かというと、「きものは【着付け】というものを習わないと着られないものだとは知らなかった」シーラさん。
きものを着たい一心で着付け教室に通い始め、結局2年間通って師範!までとってしまったのです。
ここまでなら、日本人なら普通のケース。彼女がさらに日本人よりもっとスンゴイのが、習っていた紅型染めできものを作ったことです。
チッチッ(ーーb すごいのは紅型染めを習っていることでも、ただきものを作ったことでもないっス。
聞いて、オドロケーーーッ。
3人のお子さんの七五三に、長男(5歳)長女(3歳と7歳)次女(3歳と7歳)、合計5枚のきものをそれぞれに紅型染めで作ってあげたってことです!
お下がりにしなかったんですか? 誰もが抱く疑問。きっちり質問する編集人。w
そのあたりは、シーラさんの論文の話題も含め、ぜひ本誌でご覧くださいませ。
そういえば、七五三ももうすぐですねー。

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