取材

取材行脚2――京都大枝

春宣さんさて、蒸し屋さんの辻本さんから、桂方面へ移動です。
今度は染色の取材です。2代目春宣さんという作家さんの工房を訪ね、
今回の取材協力を仰ぎました。
前のブログで書いたとおり、着物を制作する作業は分業が進んでるので、1箇所で染色の全ての工程を取材するのはかなり難しい。
春宣糸目が、こちら春宣さんは色差しはもちろん、糸目(糊置き)、糊伏せ、地入れ、ひき染め等々、全ての工程をお1人で行うので、「ぜひ!」とお願いしました。
えーと、糊置き、糊伏せなども説明するとまたまた下の「辻本さん」の説明以上に長くなるので、
ぜひぜひ月刊アレコレ「きものの基」をお読みください!
春宣色指しちらと紹介すると、中の画像が下絵に糸目糊を置いたものです。
因みにこの糸目糊を落とすと白い淵が残り糸目友禅といわれるものになります。
最新号の「きものの基」で掲載している写真にあります、見てみてください。
んで、下の画像が春宣さんが色を差したものです。
取材は朝いちからみっちり夕方までかかりましたが、
丁寧に説明をしてくださりながら工程を紹介してくださいました。
外語大でスペイン語を選択していたというちょっとユニークな経歴の作家さんですが、大学生のころから工房に出入りしていて現在に至ったという春宣さんです。
研究者のような印象の、非常に穏やかな方ですが、全ての工程を人に任せることができず自分で行うというところに、真摯さと物作りへの頑固なまでのこだわりがあります。
ということで、ご期待ください、かなり読み応えあり、です。
こう見えて(って、どう見える?(笑))月刊アレコレ、
人使いは超荒いけど(笑)、結構編集には手がかかってるんです。
ね、24ページのコンパクトなサイズながら、月々のコーディネイト(「今月の和ードローブ」)やいまどきの着物ファン事情(「きものブログリレー」)なども含め、伝えたいことはきちんと丁寧にお届けしていきたいと思っています。ご期待くださいませ。
あ、因みに「人使いは超荒い」の主語はみやざじゃありませんからね(笑)。

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