月刊アレコレ

怒涛のような入稿前の1週間・・・。

東さんと1週間以上もブログをサボッて、なーに嬉しそうにしてんだよ……って、
ウッ、言われても仕方がないほど開いてしまいました。
いえネ、サボッていたのではなく、むしろボロボロになるくらい、“充実”した日々でございましたヨ(笑)。
さて、一緒にニッコリの、ほんとうにやさしい笑顔の妙齢のこの方、
東さんとおっしゃって、群馬でお1人で「座繰り」をなさっています。
東さん「座繰り」とは、手作業で繭から糸を引き出すやり方で、
つまりは今どき多い機械ではないということです。
先週、群馬へ出張しての取材、それはですね、「きものの基」の新シリーズの取材で、なのでした。
着物を着始めると、まずは着付けや着物のルールに集中します。
そしてコーデ。やがて仕立てや素材、産地などのさらに深い情報と言うか、知識を皆さん求めるようになるようです。
なので、次は「着物の素材」がテーマ。
絹に絞っていえば、それこそ、染め織りの違いは元より、染めを施す以前の白生地(素材)の違いがあります。
普通「染めの着物」「織りの着物」といえば、柔らかものと紬などの硬い着物を指します。
しかし「染めの着物」も白い糸で白生地を「織り」、その白生地に様々な染色方法でもって模様を染めるのですが、
そのときに、どんな着物にしたいのか、それによって生地を選びます。
その生地が織り方の違いで羽二重であったり、絽や紗であったりするのです。
さらに遡れば、織り方のみならず、糸の違いにも行き着きます。
で、きものの素材を語るには、まずは繭からのスタートとなる、ということになった、それが今回の出張となったのです。
最近は蚕まで育てているという東さん。その理由ですか?
多分、皆さんが予想した通り…かな。
1回目はそのあたりの導入と東さんのプロフィールなどから触れていきます。お楽しみに~。

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