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「旅立ちの日に」――。

私事ながら、昨日は息子の卒業式。風もなく、よく晴れた暖かい、いい日和でした。
みやざは裾に金箔で模様を施してもらったすみれ色無地に、金モールの帯、黒羽織で出席しました。
うれしいことにこの日の卒業式、卒業生76人中、着物で出席の親が6人いました。
この数が多いかどうかは別にしても、上の年の離れた娘のときは卒業生160人中2人くらいだったと思うから、それからすると格段に増えたのは確か。
旅立ちの日に」――リンク先で聞くと皆さん、聞いたことがあるはずです。
スマップが出演しているCMで流れている曲です。
これは埼玉県秩父市の学校の音楽の先生が作曲、そこの校長先生だった方が作詞なさった曲で、いまや全国の小中高校で歌われている曲です。
息子が謝恩会やお別れ会の合奏で、ピアノを担当していたので、毎日家でこの曲と「少年時代」を練習していました。
ピアノの前奏が流れ始めたら、手がかかった幼い頃からの思い出がワッと甦って……母親としての幸せを凝縮して届けられたような…そんな気持ちになりました。実際、普通以上に手がかかる腕白坊主で、毎日お友達のお母さんに頭を下げたり、電話で謝るような、そんな子だったんですけどねー。いまでもガキ大将ではありますが―(笑)。
そして、小さい頃から知っている子達が別人のように大きくなっていて、その子達を見ただけでまたも涙、涙でした。
子どもの成長って本当に感動的だと、しみじみ思いながら、その元気な子達を見ることが出来る幸せもまた感じた日でした。
3年生でお母さんを白血病で亡くした息子と仲の良かった子は、親代わりの叔母さんが黒紋付と袴で写真を持って出席なさっていました。
不登校だった子がこの日は登校して、友達に付き添われて2人で壇上に上がり証書を授与しました。
名前を呼ばれても返事こそ出来ませんでしたが、「よかったね○○ちゃん」と心の中で繰り返しながら涙が止まりませんでした。
やはり不登校で出席できなかった子もいたけれど、
そんな子達に頑張れと言うより、周囲がゆっくり「見守ってあげて欲しい」と願うばかりです。
卒園、卒業なさるお子さんをお持ちの皆さん、おめでとうございます。
そして私ごとき若輩者が言うべくもないのですが、その日を迎えられる幸せを体中で感じて欲しいと思います。
例え、返事が出来なくても、自分の手で受け取ることが出来なくても――。
(無地の着物に裾だけ金箔で模様を入れてもらいました)

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