きもの小物

ふくれ織りの半衿、大好き。

Pict4169 ふくれ織りの半衿って、知ってますか。先日、「うかいの特大お揚げを見よ」の当ブログで、紅花紬に合わせたこの半衿に、チラッと触れたんですが・・・・。
ご覧の通り、白半衿の一種にはなるのでしょうが、織りが立体的で、ふっくらしています。このふくれ織り半衿が大好きなのですが、最近は手に入りにくくなっていて、ネットショップで2店、扱っているところがあったのですが、品物は同じものでした。
2種類の織りを購入しました。これは菊。塩瀬の白半衿や、縮緬の色半衿とも違ったニュアンスがあって、大好きなんです。たとえば、柄半衿や、色半衿じゃちょっと状況的に違うとか、きものの種類でバランスが取れないときってあるでしょう。でも塩瀬の白じゃ、つまらないし、刺繍半衿も頑張りすぎ、みたいなとき、コレ、コレがいいの。
みやざえもんがこのふくれ織りが好きなのは、ふっくらしたやさしい印象とともに、少し生成りっぽい色もいいから。真っ白すぎる半衿はある年代になると、くすみが出てきた顔色にきつすぎるんですねー。そうそう、もう十分きついからって、よく言われるし、あははは・・・・って、ナニッ、それ!ま、元々日本人て、オークル系だし。だから生成りがなじむのだと思います。
でもねー、高いのが欠点。正絹で、確か1枚4000~4500円だったかなー。で、最近期待しているのは、先日頼んだ木綿の保多織り!そこはやはり保多織りの半衿も作っていたんですねー。保多織りって、ワッフル織りみたいなふっくら感がある織物。これの白(でも乳白色っぽい)を頼んだのですが、木綿きものには、これ、合うんじゃないかと、密かに、でも大いに期待しています。ここに目をつけるアタシって、天才!・・・・と、そのときはかなり盛り上がって、むやみに明るいアタシになった。(ここが言われる「便所の100ワット」。無用の明るさってか。ほっといてね)早く来ないかなー。ワクワク。来たら、きものとともに、速攻、アップしますね。
Pict4172 衿芯は、成型されたのを使うこともありますが、基本は三河芯の衿芯を使います。
横着っちゃ、横着なんだけど、1枚衿をかけるでしょ。たとえば白とか。すると次の半衿はその上に重ねてかけます。結構、2~3枚くらい重ねることはあるかな。というのも、みやざは胸元が貧弱なので、衿元をふっくらさせるために、衿を重ねるというのもあります。堅い成型芯とは違った自然なふっくら感がでます。
Kurosakurahanneri で、また白を使いたいときは、それらをたまねぎのように剥いて、1枚目をだします。・・・・やっぱ、横着・・・だな。
こちらは、小紋を仕立てたときの残り裂。川越唐桟の「ちょい粋コーデ」のときに使った半衿です。
写真はクリックしてもらうと、どれももっとはっきり、きれいに見ることができます。(下記のコーディネイトなども)
でもこの小紋半衿は携帯で撮っているので、すみません、あんま、きれいじゃないです。

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