日記・つぶやき

吉野美奈子さんのワークショップへ。

Pict3468 最近、非常に興味を覚えたニューヨーク在住のアーティスト、吉野美奈子さん(写真右)のワークショップへ行ってきました。
彼女は画家であり、彫刻家でもある。そして1人の女性として、人間として素晴らしい感性の持ち主である。
親しいわけではない。どころか、今回が初対面。
では何を根拠に彼女の感性を讃えるのかといえば、彼女が米国で受賞した彫刻作品、通称・黒姫と、彼女のブログによってある。
ここでその感性を感じたブログの内容は書かないけれど、私は泣いてしまった。ブログはニューヨークでの彼女の制作活動や日常。いわゆる本当に”ブログ”である。どこが泣けるのかと問う人もいるかもしれない。そう問う人には説明のしようもないのだが。

今日、ワークショップで1人、やはり彼女のブログで泣いたという若い女性がいた。どこを読んで泣いたのかは、知らない。でも、私は、自分がかつて所持していたものを彼女が高々と持上げているような気がして、泣いた――あとでそんな分析をした。
彼女の感性の水々しさと、羨ましさと、自分のふがいなさに対して涙がでたのかもしれない。彼女は独立記念日の花火が上がる夜、花火を眺めながら思った。
  
   「私は、きっと5年前、今日みたいな、こんな自分になりたかった」

今の自分は5年前になりたかった自分だろうか。
これから5年後、なりたい自分に、なれているのだろうか――。

Pict3470 これは美奈子さんの作品集。表紙は”祈り”という作品。
お絵かきワークショップにきもの(小千谷縮)で出かけてみやざえもん。でも、そのきもので思いもかけない出会いもあって。
つくづく、したいこと、していることを自分自身がパフォーマンスする大切さを今日も実感。
自分がアイコンになるから、つながることもある。

因みに美奈子さんもきものが大好きで、ニューヨークで、たまたまお互いゆかただった相手と知り合い、その相手と今年の12月に2人でコラボレーションの舞台を持つという。その相手が美奈子さんの左に写っている舞踊家・佐藤道代さん

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