きもの

川越リポート(3)

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川越唐桟で行くぞ~。
さて、本題のリポート(3)です。川越唐桟をリポートするからには、当然川越唐桟、です。何でもかたちから入るのがお得意みやざです。で、結構中味まで行き着かないことも、少なくないのですが(笑)。Pict2071
二分紐2本の裏技(ってほどじゃないけど
無地感覚の微塵格子に木綿の半幅をリボン返しに結んで、帯締と帯留をアクセントに。帯締ですが、これは二分 紐を2本合わせて使っています。1本では細すぎますが、2本で合わせる色によって表情が出るし、2本を撚ったり捻ったりしても。使い方で雰囲気が違ってくるスグレモノです。二分2本なら帯留にも通ります。Pict2076_3
Pict2077_2 在庫ありそう川越唐桟
川越の呉服専門店はさすがに唐桟は豊富です。ネクタイまで作っているお店もありました。多分地元では在庫がまだまだあるんじゃないかな。みやざえもんが東京で「品切れ」と言われて手に入らなかった品番の唐桟も発見。購入してしまいました。¥8000。でもいま東京でもひつじ屋さんや新潟廣島さんが唐桟の会を開催してるけど、こんな風に扱ってくれさえすれば近くの専門店でもGETできるはず、だと思うのですが・・・。
どこの店でも「それ、川越唐桟ですね」と声をかけられました。でもねー、昨日は埼玉方面30℃の夏日。単衣は正解ですが、襦袢が失敗、夏ものでよかったくらい。ホント、大久保さんの「きもののセオリー」通り、夏襦袢は早めに用意が正解です。30℃でもさすがに薄物という訳にはまだいかないからねー。1敗。
Pict2066アンティークショップでめっけモン
で、アンティークショップもチェック。この辺はまだ、東京のアンティークショップほど荒らされてない、という感じです。「イートハーブ」という黒塀の店が並ぶ通りにあるお店で、写真の正絹紬の単衣¥3000。(←銘仙じゃない?との指摘ありです。そうかも)音符♪が可愛いでしょ。 名古屋帯¥3000。これは裏が絹の黒繻子、表が縮緬。芯無しの仕立てで、よく締まります。1勝。買ったのはすぐ着たい病の(笑)みやざえもん。日中の唐桟からお召し替えで、夜ご飯へ。帯締、半衿は持っていったもので流用。Pict2070 でもこれで食事に行って帰ってから、「お尻に¥3000の値札が張り付いてるヨ」。ハア~?もっと早くおしえてよ~(泣)。2敗。あ、それとこの袖、薙刀(なぎなた)袖まではいきませんが、丸みが大きくてよりカジュアルっぽい可愛さがあります。

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Pict2075 でもですね、今回のもうひとつのお宝GETは、写真の絹銘仙、(←絹じゃない銘仙はないってご指摘アリ。確かに)しつけがしたままの新品!コレも¥3000!2勝。ピンクの八掛がちょっとイケてない・・・かな。でも、いいでしょ、この柄。エッヘン。
そういえば「イートハーブ」は古い雑誌も置いてるのですが若かりしころの三田佳子、若尾文子発見。きれい~。
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旅にきもの、です
・・・というワケで、川越の2日間でした。ナニがレポートかって、突っ込まないでね、イロイロなんです(笑)。でも、今回月刊アレコレの取材記アレコレでも、きもので旅もいーよね、みたいなことを書いたので、実践も兼ねました。ついた日は夜で洋服のまま。翌日にきものです。木綿単衣、半幅帯に襦袢、肌着はTシャツに裾よけ。足袋は薄手ポリのタビックス。帯締や紐は問題ないですが、下駄がややかさばったかな。下駄を別にすれば、デニム1本にインナーの着替えを持っていくのと、変わんないんじゃないかな。きもののままで行って過ごしても問題ない、ない。今日帰りは昨日とはうって変わった低気温のひどい雨だたので、雨支度もなく洋服で帰京しましたけど、きものだと、近場の小旅行でも旅がちょっとグレードアップ、です。

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