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月刊アレコレVol.21(2006/9/25)今月の一冊『 いのちを纏う 色・織・着物の思想』

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■今月の一冊
いのちを纏う 色・織・着物の思想
志村ふくみ 鶴見和子(藤原書店)2,800円+税

今年7月に惜しまれ世を去った社会学者の鶴見和子さんと、染織家の志村ふくみさん。お互い80歳を越え、日常着物三昧に着てきた人と、草木を染め、織ってきた人、その2人だからこそ、全身の感覚で感じ、思想してきた着物の表層の魅力から深層、魂を包む衣としての着物、地球環境の問題まで多角的に瑞々しく語り合った対談集。着物はみな同じ形なので、着る人の姿勢、姿の勢いが一枚の布に形を与え、工夫次第で着物ほど自由自在で行動的なものはないと喝破。日本の美を心の限り伝えてゆきたいと願う2人の強い意志をもって語りかけてくる読み応えのある本です。あわせて鶴見さんのロングセラー「キモノ自在」(晶文社)もお勧めです。

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